魚沼の’婿殿’

婿殿。

嫁も、婿も

外から入ってきた身の上。

でも、嫁は’嫁殿’とか’嫁様’なんていう言葉は聞かれないけど、

‘婿殿’は聞かれる。

我が家には一人娘!

将来、結婚したら、そう、婿殿を迎えることになるんだ!!!

いやー、想像したら、いきなりドキドキしてきた!

さて、

今日の話題はそんなことじゃ、ござんせんよー!

‘え!お嬢さん、結婚するの!?’と、期待させてすみません!

婿殿。

これは、2,3年前から(?)登場している’枝豆’の名前なんです。

夏真っ盛りが美味しいと思われる枝豆ですが、

実は本当におススメの種類は

秋になってから、9月なんです。

魚沼の枝豆がこんなに美味しいと思ったのは

それこそ’嫁’に来たばかりの頃、

義姉?に教えてもらった種類の’におい早生’

その名の通り、

茹でる前の豆からも香りがしています。

そして、茹でると、これまたなんというかぐわしい枝豆の香り。

甘くて力強いのです。

食べたら食べたで、これまた味も強い!

ちょっと小ぶりですが、枝豆の王様という感じでした。

叔父さんと枝豆ごったくをした私はおかげさまで

いろいろな種類を知ることになります。

エンレイ、別名減反豆。

減反した田んぼに作ったからこの名前がついたそうですが、

食べても美味しい。でも大豆にすることも多いみたい。

タンクロウに、黒豆に茶豆、盆かおり、

におい早生、などなど。

そして、

おおとりは、すごいよ、この名前!

‘秘伝’でした。

叔父さんは秘伝が好みだったようだけど、

やっぱり私とあるじはにおい早生の印象が強かったなぁ。

このにおい早生、叔父さん曰く、

本当の、元々の苗?種?が、もうない?のかもしれない、という。

確かに、初めて食べたにおい早生は、

ホントにホントにいい香りがしたのですが、

最近はそこまで感動するものでもなく、

実はかなり残念な気持ちだったんです。

‘昔のにおい早生はうっめかったのぉ??’と

叔父さんとよく話したものでした。

さて、そんな中、

登場したのが、このたびの’婿殿’

颯爽とお出ましになりました。

これがまた美味い!

大きさは秘伝のように平たくて大粒。そして

香りはにおい早生のように強い。

袋に入っているときから香るものもあります。

しいな(あまり実の入っていない豆のこと)も、今年は少なかった。

魚沼ではたぶん、

この婿殿が最後の枝豆かもしれません。

これが終わるといよいよ秋も深まってきますね。

いやー、それにしても、婿殿!

いい仕事してます!

嫁も頑張るぞーーー!!!

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