雪シンポジウム in  うおぬま 〈後編〉

久々に晴れました!

テレビでは5日ぶりの晴れ!って言ってた。

今日は貴重な晴れ間です。

紅葉と雪の対比がそれはそれは見事。

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あーー、みんなにこれを見てもらいたいのよーー!

だから1日じゃ足りない、

だからこそ湯治生活なわけなんですね。

 

さて、発表の原稿です。

実はこの原稿にすべて書いてしまったので

当日は読んでくださればそれでいいんじゃ?

って感じでした。他に付け加えることはそう多くはない。

 

《そうだ、湯治にいこう 雪を眺めながら》

 

1)はじめに 雪と私のこと

 

生まれも育ちも東京浅草。そんな私が豪雪地帯で名高い魚沼へ。

しかもさらに雪深い栃尾又に嫁ぎました。

雪に対しては親しみを持っていた方ですが程なくしてわかります。

雪の大変さ。雪国で暮らす、ということ。

雪掘り。東京では雪かき、といっていましたが

そんな甘いものじゃなかった。まさに雪掘り。

しかも昔の宝巌堂ではその季節を迎える前、

建物の回りに雪を落とし、それを消すための水を流す水路を掘っていました。

そして春、雪が消えるとそれをまた埋め戻す。

なんて効率の悪い面倒な作業なんだろう!びっくりしました。

外出大好きな私ですが、雪が降ると途端に閉じこもりです。

運転も怖いし、寒いし、車の雪をどけるのも面倒だし、

とにかく行動がおっくうになります。

 

2)お客さまと雪のこと

 

そんな季節でも栃尾又にわざわざ足を運んでくださるお客さま。

しかも雪のない暖かいところから

寒い寒い栃尾又へ。

いったいどうして?何を求めて?何をしに?

雪国にどっぷりとつかっている私にはだんだん想像ができなくなりました。

こういう時はお客さまに聞いてみよう!ということで

聞いてみました。

 

その答えは?

?たくさんの雪を見に行く。

?雪見酒をする。

?雪が見せてくれる自然の美しさと静けさを期待していく。

?常にカマクラ遊びが出来ると思っているからこたつでみかん!

?やっぱりドカン!というドカ雪が見たい。

?雪を見ながらゆっくり温泉に入る。

?雪を見て温泉に入ってのんびり。あえてイベントの日は避ける。

?雪の音を聞きに行く。

?雪を踏みしめて歩く足跡。無言で降る雪の風景。

 雪下ろし作業体験。

?住んでいる人は大変かもしれないけれど、

 雪国へ行くときは、自然の雪景色の静けさだけで

 日常から離れて夢の中にいる気分になれる。 

 ある意味浄化作用があるから。

?冬の宝巌堂で、まったりするため!

?雪が珍しいから憧れる。暮らせないけれど身を置いてみたい。

 何かをしようというよりも静かに雪を感じたい。

?何もしないために行く。

 

3)結論

 

 ?そうだ、湯治に行こう 雪を眺めるながら

 〇そうだ、湯治に行こう 雪を眺めるために

 

雪の中、お客さまを迎えるうえで

何が一番大きな課題だったのかというと、

何かイベントをしなくてはならない、という観念でした。

でも

宝巌堂のお客さまに伺ってみたら、

必ずしもそれを期待しているのではない、ということがわかりました。

ただ単に、

「雪を眺める」

それが一番だった。

そして私自身もまたそれが一番、と思っていたのです。

だったら、どうやったら最高の状態で雪を眺めることができるのか?

それを考えればいいんだ!

 

・部屋の明かりを消して雪を見る。照明は

うおぬまの素材で作ったランタンなど、雪見に適した環境づくり

・雪の中へ外出するのに’らしい’いでたちを提案する。

たとえば藁靴や綿入れ半纏など。

・雪の時に食べる食べもの、魚沼の特徴的なものを提供。

・雪掘りを体験する。または雪掘りを見る。

 

よそから来た人にとっては、

雪国で暮らす人の行動そのものが新鮮です。

長靴ひとつとってもわざわざ魚沼で買って帰る人もいます。

笠を買う人もいます。

車の雪をどけたり、一緒に賽の神に参加したり、

スコップを持って雪を掘ったり、

ありえないくらいの長さ、太さのツララの写真を撮ったり、

晴れた雪の夜の満天の星を眺めたり、

きっとこれは一日じゃなくて、2,3日、湯治生活をして

雪国体験をするのが一番!

そうすれば、

雪って案外いいじゃない!ってきっと思ってくださるに違いない、と

宿屋の女将は思います。

 

さぁ、雪国へ出かけましょう!

 

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 栃尾又温泉 宝巌堂

http://ho-gan-do.com

 

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