雪シンポジウム in うおぬま 〈前篇〉

昨日は人生初の経験をさせていただきました。

それは

‘パネリスト’ってやつ。

おしゃべりな私です。喋るのは苦ではありません。

でも

壇上に上がり、舞台でしゃべる。

しかも、順序立てて。

おしゃべりなたちなので、収集がつかなくなるだろう・・・。

何度も同じこと言ったり、話題からだんだん逸れて行ったり。

しまいにはわけがわからんくなる。。。

これが一番の心配でした。

 

お陰様で無事にお役目を果たせたようです。

長い長い一日でした。

おまけに昨日は初雪が予定より早く降り、

しかもタイヤはまだ交換していない。

結局あるじに会場まで送ってもらって、ドタバタの朝でした。

 

さて、私の発表のタイトルは、

‘そうだ、湯治にいこう、雪を眺めながら’

ということで、

この雪をどうやったら観光に生かせるか、

それがテーマでした。

 

この話をいただいたとき、あるじは珍しく反対しました。

‘さすがのあんたでもこれだけは止めておきなさい’と。

それもそのはず、

私は雪片付けをまるでしたことがないからです。

もっぱら雪の時は留守番です。

あるじも私には全く期待していません。

これには理由があります。

 

お客さまが通る道の雪壁や、雪道は

‘綺麗に、見栄えがよく’雪出しをしているからです。

同じ幅でスコップの跡をつけたり、

坂道の雪は残しがないように綺麗ブルでかいたり、。

そんなだから、私がちょちょらに手を付けて、

しかも5分でやめれば

まさに’邪魔!’ってことなんです。

これ幸い、の私は今まで全く手出しをしていません。

 ホントにありがたいことです。

 

さて、私の話は

雪ごったくには手を出さないとんでもない嫁として

最初、多くの聞き手の方に思われたようです。

 

‘きっと女将さんは皆さんを敵にまわしましたね、最初’

 

これは懇親会の時に参加者の方からお伺いしました。

でも、

もう自分ではどういう流れだったのか全く覚えていないんですが、

その後にあるじの話題になったらしく、

 

‘ご主人にとても感謝して、ご主人をたてて、

きっと今日の話をもしご主人が聞いていたら

本当に嬉しく思うと思います’

 

と、びっくりの感想が続きました。

 

そう、本当にびっくりしました。

 私、そんなこと話したんだ?

やっぱり舞い上がっていましたねー。

 

でも

雪を語る上で、やっぱり宝巌堂においては

あるじの存在は欠かせないものです。

まぁ雪ごったくを一手に担っているのだから

それもそうなのですが、

単に片づける、だけではないのです。

この豪雪の中、せっかくおいでいただくお客さまに

事故がなく、安全に過ごしていただきたい、

そんな思いが根底にあるのだろうと思っています。

だからこそ、前述のように、

きれいに、ていねいに、そして確実に。

これがあるじの流儀なんです。

 

結局パネリストをお受けした私は、

そんなあるじと私がいつも感じていることを

当日もお話させていただいたのでした。

 

雪合戦ももちろんよし!

カマクラ作りももちろんよし!

賽の神ももちろんよし!

ただ、

雪を見るもよし!

 

‘雪を見る’

宝巌堂のおもてなしは、

お客さまが教えてくださったことでした。

 

続きは。。。。

 

DSC02795.JPG 今朝の栃尾又

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紅葉が寒そう!

 

 

 

 

 栃尾又温泉 宝巌堂

https://www.ho-gan-do.com

 

 

 

 

 

 

 

2 Comments

  1. toshiko

    こんにちは、
    智子さんのシンポジウムでのパネリスト聞きたかったよ?
    智子さん一緒に居てとにかく楽しいし、知性もあり、うん
    素晴らしい人なんだな。
    先日の言霊遊書も凄く良かった。
    さっそく友達に葉書をだして、
    そしたら、とても喜んでくれ
    癒されるから飾ったよと言ってくれました。
    あれから心にしみる言葉を捜してるよ。
    そんなことで面倒くさがらず足を運ぶのって
    大事だなとこの頃思ってます。

  2. 若女将

    toshikoさんこんにちは!
    いつもありがとうー!
    いつもたくさん褒めてもらって
    穴があったら入りたいくらいだ。
    コトダマは楽しかったですよねー。
    私もあれから’のめるしあわせ’をたくさん
    描いています。
    うん!どんどん出てたくさん吸収しましょうね!
    これからもよろしくお願いいたします。

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