母からの教え

久々に林檎屋母と長電話でした。

ふと時計を見れば、54分!も、経っていたー。

1時間近い電話って、いったい。。。

まるで昔の高校生のようですね。

長電話して怒られたっけか。

 

 

母からの電話は、

ある用件の報告だったのですが、それをきっかけに、

このたびはお祖母ちゃんの話題になりました。

  

母曰く、

‘私はいろんなことを母から教えてもらったのよね、

お金の使い方とか、

家庭を守る女として、

しっかりしていなくてならない部分とはなにか、

義理は絶対に欠くな、とか。

 

だから、それをあんたたちにも

同じようにしているわけよ。’

 

と。

 

 

なるほどー、と感じ、

今まで’あの人は世間知らずだから??’なんて

軽く見てましたが、

実は、’すげぇ?’ことが、ビシバシ感じられて、

軽いカルチャーショックのようでした。

母、ごめん。軽んじてて。

 

 

それを私は一人娘に伝えられるのだろうか・・・

ふと、不安がよぎります。

子育てらしい子育てはまったくしてきませんでした。

親の背中を見て育つだろう、と、

ここまで自分に言い聞かせてやってきましたが、

その親の背中を

しっかりと見せられたかどうかは

はっきり言って自信はありません。

 

私にとって一番印象に残る初めての親の教えは、

‘お年玉’の使い方。

ハタチになって、ようやくお年玉が解禁になった、私、

そして娘。

それだけははっきりと母の教えと、断言できます。

娘も’私も子供が生まれたらそうしようっと!’

と、納得していましたっけ。

 

さて、

教えの本筋は、やっぱり、

一番大事なお金の使い方。

 

‘生きたお金の使い方をしなさいよ’

 

そう言われました。

 

今の時代、なんだがとても心にしみた一言だったな。

 

普段は無駄遣いせず、

でも、いざというときは、出す。

しっかりと見極めろということです。

 

時代がよかったとはいえ、

景気が今よりずっと安定してたとはいえ、

私たちきょうだい3人を学校に出すのは、

1個たったの100円の林檎を売る商売では、

きっと並大抵ではなかったことでしょう。

 

今、親となって、娘が成人して、

ますますそう感じています。

 

 

 

まだまだ林檎屋母にはかないません。

今日は珍しく敬意を表しましょう。

母、ありがとう。

 

 

 

 

 

 

 

 

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