’今、ここ’に意識を向ける、湯治の醍醐味。

こんにちは、

新潟県魚沼市の山合の温泉地’栃尾又温泉’

心がほどける五感を愉しむ 

’くうねるはいる’で心とからだをととのえる 宝巌堂

野菜大好き若女将、星智子です。

 

 

先日、新聞に出ていたこの記事を読んで、

あるじがつぶやきました。

 

これが湯治につながるな、と。

 

ある京都のホテルでこの取り組みを取り入れたら

問い合わせが殺到したそうです。

 

’今、ここ’に意識を集中すること。

 

これは

ぬる湯の栃尾又温泉ならば、

改めて別室を設けなくても、

温泉につかりながら

同時にそれができてしまう。

 

でも、

ときに、温泉内がとても賑やかなとき、ありますよねぇ。

あぁ、うるさいなぁ。。。

私もその場所にいたら、きっとそう思う。

 

そう思ったら、

’あぁ、今うるさいなぁって思ってるんだな、自分’

って、それを認めることが大切らしい。

 

そのうえで、

呼吸に注意を向け、

または呼吸以外の体の一部に意識を向けること。

 

長く浸かっている栃尾又のぬる湯だからこそ、

こういうこと、きっとできますね。

 

いや、もうお客さまは、

すでにやっていらっしゃるのかもしれません。

 

だから、

すごく混んでいる季節でも

やっぱり変わりなく足を運んでいらしてくださる。

そのお顔を拝見していると、

そんなことはどうでもいいのよ、って、

そう思っていらっしゃるような気がしてなりません。

 

おしゃべりに花が咲くのもまた

温泉場の醍醐味かもしれませんが、

そして、

その中でも瞑想に意識を向けるのもまた、

大きな大きな醍醐味です。

 

烏の行水からは

そろそろ卒業するか、おらも。