決め手を探す

昨日は3年ぶりのご宿泊のお客さまをお迎えしました。

こちらのご夫婦、旅の達人なんです。

今年もすでに11泊目とのこと。すごいでしょう!

 

2004年、オープンの年の秋に

タビエルの宿で宝巌堂を見つけてくださったのです。

その掲示板上でやり取りをさせていただいて以来、

とても懇意にさせていただいています。

いまや宝巌堂のアドバイザー的な存在。(と私は勝手に思っている)

とにかくいろいろなジャンルの宿の宿泊経験から、

その実力(!)で、とても頼りにしている方です。

ありがたいのは、批判ではなく、

いいところを見つけてくださること。

 

 

5年前、

そんな彼女が期待してくれたように、宝巌堂が大流行になっていったかというと

ところがそういうわけでもなく・・・。

なんだか、

すいません・・・と、謝りたくなるくらいでした。

 

 

’宝巌堂さんに来ると、すごく居心地がいいし、気持ちがいいんです。

お料理も美味しいし、お部屋も素適だし。

だから、来れば、その良さは絶対にわかるんですよね’

 

 

ただ、

’ここに来れば、絶対にこういうことができる、とか、

こうした素晴らしい景色が必ず見れる、とか、

こんなに美味しい〇〇がいつも食べられる、とか、

そういうのがちょっと弱いのかもしれませんね。

だから、

他人に伝える時に、

この居心地のよさが漠然としていて

なかなか伝えきれない。’

と。

 

 

そう、それこそが、宝巌堂に一番必要なこと。

そのインパクトに欠けると、

以前書いたように

大きな差となってしまうのでしょう。

 

’居心地のいい宿’を目指しています。

これは変わりません。

この’居心地’を、もっと具体的に表現できるものが

一番足りない部分なのかもしれません。

 

 

 

 

 欲張らなくていい。

たった一つの     

 
DSCF0044.JPG大きな決め手。

 

 

 

 

 

 

6 Comments

  1. うおぬま屋店長

    こんばんは。
    >大きな決め手。
    うーん、どうなんでしょう?
    小さな努力をコツコツ積み重ねる事が大事なのでは。
    画像のブログへのアップ等もその一つだと思います。
    といっても、それはもう実践済みですものね。
    難しいですね。

  2. なみ

    よく言われるブランディング化ということですね。
    実は私もそれにはずっと悩んでいます。
    悩んでいるというより
    考えてはいるけど表現方法が分からないとか・・・。
    自分(自社)のことはあまりよくわかりませんし。
    簡単そうで難しいです。。。
    宝巌堂さんのいいところでわたしの一押はやはりこれからの
    新緑と鳥のさえずりです!
    素晴らしい新緑が目の前に見える。
    鳥のさえずりで自然に抱かれている感覚がする。
    とても田舎なのにお宿は女性好みのモダンで綺麗な建物であることです。
    あと明るい女将さんがいること!!

  3. 若女将

    >うおぬま屋店長さん
    こんばんは!
    なんか皆さんにいっつも考えさせてしまって
    すみません。
    本当にひとつひとつの積み重ねなんですよね。
    広告はしていない訳だし、そんなにあっという間に
    大流行のわけもないんだし。
    ブログ大賞めざそっか?
    うーん。。。。
    難しいなぁ。

  4. 若女将

    >なみさん
    いつもありがとうございます。
    そうそう、自分のことって実は一番わからないんですよね。
    ひとんちのことは、素晴らしい批評ができるんですけど。。。
    だから、やっぱりいろいろなひとの感想を聞いてみると良いのかな?
    今年はうぐいすが絶好調です♪
    楽しいですよ。
    これを伝える’表現’
    考えねばなりませんね。

  5. kazu

    ホスピタリのある宿なので、正直もったいないと感じています。
    食堂が朝と夜しか使用しないのを、昼間は開放してお茶が飲める環境にして、施設の付加価値を高めるとか。ここに宿泊する方はどんな客なのかもっと調べると面白い答えが出てくるはずです。今言えるのは確かな客(リピ?ト)が多い場合は今よりもっと本格的な物を用意したほうが良いと思います。
    お願いはTVをBSにしてもらいたい!!

  6. 若女将

    >kazuさん
    貴重なご意見をありがとうございます!
    じつは、
    お食事処の開放、コーヒーを飲めるスペース、
    については、私達も悩み、なかなか踏み切れないでいた問題でした。
    また
    もっと’本物’を用意する、
    つい先日あるじが口にしたことでした。
    なので、すごく後押しをしてくださるひと言でした。
    ありがとうございました。
    アナログ14型テレビからの脱皮は、
    きっと近いでしょう!
    またどうぞよろしくお願いします。

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