宝巌堂のホームページの’お風呂’
https://www.ho-gan-do.com/spa.html ご覧いただいたことはありますか?
この文章はあるじが書きました。
私もたまに読み返しては心に落とす文章です。
栃尾又温泉はあるじにとっては、他の2軒(自在館、神風館)の宿屋のご主人と同じように
子供の頃からずっと当たり前に存在するものでした。
だから、あらためて温泉がどこに効くのかとか、どうしてからだにいいのかとかは
科学的に説明を受けるものではなかったでしょう。
’いいものはいいんだ’という、そう、ばあばの経験談だけを知識とし、納得するものでした。
それでも今は’どうして栃尾又の湯が、体にいいのか’が、少しは説明できるようになりました。
たとえば、43年ほど前の雨水が栃尾又温泉の元だとか、抗酸化作用がある、というようなことです。
私が一番不思議なのは、
’栃尾又に来ると元気になる’と、お客様からよく言われること。
以前、ラジウムの濃度のようなものを測る計測器のようなものを持ってこられた方がおいでになりました。
その方は、栃尾又のあちこちで濃度を測ったのですが、
なんと、あちこちで針がふれたんだそうです!
これが意味するもの、それは
この土地にいるだけで、ある程度のラジウムの恵みを受けているということなのです。
だから、食欲がでる、よく寝られる、元気が出る・・・。嬉しい言葉をたくさん頂くんです。
これも昔は実感だけでしたが、こうして今では科学的に証明できるものになりました。
栃尾又温泉は昔から共同浴場でやってきました。
外湯というのはかなり不便なこともありますが、こうして温泉をひとつで管理することは、
この貴重な、そしてとてもデリケートなラジウム泉の質を守るのにどうしてもかかせないことなのです。
信じるものは救われる・・と言われますが、
温泉に入るときも、どうせ効かないから、とあきらめて入るより、
いい効果があるはずだと信じて入るのとは、きっとその効果に大きな差があるのでしょう。
やっぱり温泉は摩訶不思議です。