’宝巌堂 お膳のすみの ちょっと剥げ’ 

雪、ありませんよー!

2月も中盤ですが、こんな感じ↑↑↑

今の気温はなんと3.3℃もある!

このまま雪の少ない状態で春になるのかしら。

山菜はどうなるのかしら。

お米はどうなるのかしら。

いろいろと心配はありますが、

過ごしやすい冬であることは確かなんですね。

 

こんばんはー!

新潟県魚沼市の山合の温泉地’栃尾又温泉’

心がほどける五感を愉しむ 宝巌堂 の

野菜大好き若女将、星智子です。

 

休館日には、お昼を食べに出かけます。

お昼マップに載っているところに行くこともあれば、

小千谷まで遠征して、カルチョフィさんに行くことも多い。

ここは夜まで通しで営業しているので、ありがたいんです。

美味しいのはもちろんよ!

 

 

先日、入ったお店で、

つくづく反省した出来事がありました。

 

そのお店はいわゆる老舗の部類に入る。

店内も幾度となくレイアウトを替えたりして

みんな、頑張ってるんだと感じていました。

久々に入って気が付いたのは、カーテンが新しくなって

明るい雰囲気になっていたこと!これでずいぶん違います。

やっぱり少しずつ手をいれるって、大事ですね。

 

ほどなくして、ハンバーグが運ばれてきた!

お腹空いたー!

 

家庭的な味で、ご飯に合う!

とても美味しかったのです。

 

が、

 

その美味しさを半減させるものがありました。

 

それは、

器でした。

 

よく見かける、ステーキ皿と木の台の組み合わせですが、

その木の台。。。。

 

とてつもなく剥げていたの。

 

そう、まさに、

昔々、宝巌堂のお客さんが詠んだ句、

’宝巌堂 お膳のすみの ちょっと剥げ’

そのものがそこにあったんです。

 

台の木地の大部分が剥げて、白くなっていました。

はっきり言ってボロボロの状態。

ステーキ皿が黒いから、なおさらその白さが目立ちます。

運ばれてきたとき、

いったいこれはどうしちゃったの?と

内心目が点になってしまったのだ。

これ、お客さんに出せるものかな?

カーテンを替える前に、これを替えるのが先だったのかも。

 

そうか、

ダメなんだ、

これじゃ、だめなんだ。

お客さんをがっかりさせてしまうんだ。

 

お客さんが詠んでくれた句を

その時私は、面白く楽しく、好意的に見ていたけれど、

もしかしたら、この今の私と同じ気持ちだったんだな。

 

あるじがよく言うんです。

 

欠けた器を使うな!

 

って。

 

え、もったいないー!

ほんのちょっとなんだから、まだ使える。

なかなか実際は捨てるのは勇気が要ります。

 

でも、このたびのことを経験して、

やっと私の理解が追い付きました。

 

勇気が要ることだけれど、

でも、努めて実行しようって。

 

お掃除も、ご挨拶も、おしゃべりも、お料理も、

選んできてくださるお客さんをがっかりさせないように、

来てよかった、また来よう、って

思ってもらえるように、

 

まだまだ修行ですね。