ミズを食べてみてー!

こんばんは、

新潟県魚沼市の山合の温泉地’栃尾又温泉’

心がほどける五感を愉しむ 宝巌堂 の

野菜大好き若女将、星智子です。

 

ミズ、

と言う山菜、ご存じですか?

 

今年は山菜が、遅いのか早いのか、

はて、よくわかりません。

ただ、6月の半ばというのに、

すでに、山菜は終わりを迎えています。

 

とはいえ、

夏野菜が出るには朝晩があまりに涼しい。

 

今が盛りのフキと、

空前の灯のような名残りの山菜の、ワラビと根曲がり竹、

そして、ハシリの夏野菜で食卓を何とか作っています。

こんな年もまた珍しい。

 

その名残りの山菜の一つが

ミズ、です。

正式名称はなんなんでしょう。ミズ、かな?

 

 

これは赤ミズ、と呼ばれるもの。

茎の茶色くなっているのを赤ミズと呼びます。

青ミズはこの部分が綺麗な緑色です。

青は剥かないで、そのまま使えます。

叩いて粘り気を出して、とろろみたいにして食べる。

私はあまり食べたことがないのですが。。。

 

対して、赤ミズは、

皮を剥きます。

剥かなくていい、と言われても剥きますぅ。

ばあばは剥いていたのでね。

 

実はミズもフキも、

そして秋のズイキも、

みんな皮を剥くの。

 

これ、私の最もにがーーーて!とする作業。

ばあばーーーーっ、

やってぇぇぇぇぇーー!!!と、

これをするたびに叫んでいますわ。

 

最近ミズの葉っぱを全部取ったものが

直売所に並んでいますが、

こういうミズは皮を剥くのがとても大変。

なぜかというと、

この葉っぱの出ているところから皮を剥くからです。

見えますか?

凄ーく薄い皮がついているの。

葉っぱを起点にして剥いていくんです。

 

こうして処理したミズを食べやすい大きさに切って、

まずは茹でます。塩入れてね。

 

赤ミズの茶色い部分も

綺麗な緑色に変わります。

 

びっくりしますよ。

 

 

大体2~3分。

食べてみて、サクッと噛めるようなら、茹で上がり。

水に取ってしばらくそのままです。

 

あとは味付けですが、

 

このきれいなミズの色を生かしたいけれど、

きんぴらが美味しいんだよねー。

 

最近FBでお友達が作っていたのは、

ミズに塩昆布を千切生姜を和えるもの。

やってみたら、これも美味しかったので、

次回は定番化しそうです。

 

ミズの持ち味は、

なんと言ってもサクサクの歯触りと

噛んだ後から追いかけるヌメリです。

味はほぼ、ないに等しいから、

食感命。

マヨネーズと醤油で食べるのも美味しいです。

 

皮を剥くのが面倒だけれど、

手をかけた分、

美味しさが追い付てきますね。

 

ミズの季節もそろそろ終盤。

 

明日も皮を剥こうか。