自在館さんの旧館の大工事が始まった!

こんにちは、

新潟県魚沼市の山合の温泉地’栃尾又温泉’

心がほどける五感を愉しむ 宝巌堂 の

野菜大好き若女将、星智子です。

 

昨日6月5日から

自在館さんの大正館(うえの湯おくの湯に行くときに通る旧館です)の

工事が始まりました。

昨日は足場を掛ける準備段階でした。

 

大正時代に建てられ、今はもう建てる許可も下りない、

貴重な木造の3階建てです。

 

19年前、宝巌堂の改造工事の時、

設計士さんが宿をとることになりました。

初回は自在館さんの本館に泊っていただいたのですが、

’次は、ぜひ旧館にしてください’とのリクエストがあり、

打ち合わせのために、私たちも入ったことのない旧館に

お邪魔する機会に恵まれました。

 

さすがに内部の経年劣化は否めませんし、

隙間風もきっと入るであろう、と思われましたが、

本当に素晴らしい作りでした。

柱には本漆が塗ってあったんですよ。

設計士さんは古家のリノベーションが専門だったので、

この旧館にそそられただろうなぁ、と思い出します。

 

この趣ある旧館の’蘇り’がいよいよ始まりました!

内部はどんなふうになるんだろう、

栃尾又全体がワクワクしているのは言うまでもありません。

 

さて、

この大工事は

昨日6月5日から始まり、

工期はなんと来年の3月までの予定です。

本当に大工事です。

この約8か月、

うえの湯とおくの湯に行くときに

お客さまにはかなりのご不便を強いることになってしまいます。

 

この階段はここからは使用できなくなり、

 

こちらの石段を利用していただいて、

温泉棟に行くには

外を歩いていただくことになります。

天候の悪い日は本当に足元も悪くなり、

本当にご不便をおかけします。

申し訳ありません。

 

 

この大きな矢印に沿って、進んでくださいねー。

 

 

まだ工事は始まったばかりで、

状況が分からないことも多々ありますが、

温泉に行くときは、どうか今まで以上に足元に気を付けてくださいね。

 

来年春のお披露目が、

栃尾又みんなの大きな楽しみです。

 

泊ってみたいわ、私。

 

 

13年前の豪雨で流れてきて

根付いた桐の木。

今年はきれいな花がたくさんつきました。

もう季節が終わり、朝、ぽとぽとと落ちています。