平成もいよいよカウントダウンに入りましたね。
昭和ど真ん中に生まれ、
昭和の終わりとともに、東京生活から卒業。
ここ栃尾又温泉に戻り、
あるじと一緒に宝巌堂をやることになりました。
あれから早31年。
戻ってくるときは、
もう二度と海外旅行へは行けないよね、
と、真剣に思ってました。
当時は、
宿屋が休む、休館する、なんてことは
世間一般の常識からは考えられなかったことです。
実際に来てみたら、
あら、ホント、休みなんか、ない!
お客様はたとえおひとりでもほぼ毎日滞在していらしたし、
誰もいないときもあったのですが、休み、という感じではなかった。
ばあばに留守してもらってちょっと出る、とか、
そんな感じでした。
でも、ばあばの時代はそんなこともできなかったそうだから、
少しずつ時代も変わっていったのでしょう。
でも、ずーっと思っていました。
いつかはまた行く、憧れの地へと。
その夢が、まさか、
叶ったのは5年前のこと。
あれから5年。
絶対5年後にまた行こう!って決めて、
でも半ば、無理か??と思いつつも、
500円玉貯金を始めたんですよね~!
そして今年、
再訪することができました!
自分でもびっくりでしたし、
あるじからゴーサインをもらえるとも
実は、思っていなかったんです。
5年前戻ってきたときに、
また5年後の話をしたときから、
5年かけて、じわじわとゴーサインをもらった感じです。
ホントに感謝です。
このたびも妹と娘との3人のドタバタ珍道中です。
というよりも、慣れない私が2人についていくのが必死で、
ドタバタしてました。
旅行会社勤務の妹のおかげで、
無駄なく、無理なく、スムーズに楽しんできました。
南十字星ものぞく満天の星空に感動し、
人生初のご来光、ってやつを、
富士山より高いマウナケア山頂から見ることが出来ました。
図らずも涙してしまった。
長い長いその日の
この同じ太陽を海辺で見る。
1週間まるまるお休みを頂くこということは
その間にきっと宝巌堂に行こう!と思ってくださった方も
きっといらっしゃることでしょう。
本当にわがままを言って申し訳ありませんでした。
戻ってきてから
皆さんからお声がけもたくさん頂きました。
長いお休みでしたけれど、旅行へでも?と。
そしてみなさんが一様に、
’よかったですねぇ、本当に。
女将さんたちが元気でいてくれないと、
私たちが来る場所がなくなります。
たまに旅行したり、休んだりして、
いつまでも宝巌堂を続けてくださいね’
って言ってくださって
本当に感激でした。ありがとうございます。
ふだん宿に泊まりに行くと、
いろいろなところが気になり、
ついつい参考にすることを探しがちな私。
それはそれでとても楽しいのですが、
今回はどっぷりと旅に浸ってきましたよ。
そしてわかったのは、
お客様の気持ち!
どんな旅でも自分メンテナンスなんですねぇ。
さて最終日、
ラストランチはもちろんビール!
ここでは、まさかの仕事モードに!
うふふ、また明日!