ワラビも今が旬の山菜です。

亡き枝豆叔父さんが、
採りたてのワラビをたーーーっくさん、持ってきてくれたのが
懐かしく思いだされます。
宝巌堂でワラビを召し上がったお客様が
いちばんびっくりなさることは、
’どうして、こんなにシャキシャキしているの?
どうやって作るの?’
ということです。
実はとっても簡単なんですよ!
ワラビの下ごしらえが一番楽で、好きです。
皮剥かなくていいしね!
ワラビの頭の部分、これはすべて取り去ります。

都会の料理屋さんとかではこれがついてること、
結構ありますが、
もぐもぐして美味しくない。あまりきれいじゃないし。
なので全部ぶちゃります。
そして次は、根元の方。
こんな感じで持って、

固いな、と思うところから折ります。
経験なんですが、案外わかりますよ。
あ、ここ、ちょっと固いかも、筋っぽいかも、と。
採りたてを持ってきてくれた叔父さんの目の前で、
私がポキポキと豪快に折るものだから、
’おい、お前、そんなに取るのか?’と
慌てさせちゃいました。
’採りたてなんだから、そんなに固くないろう?’
’うーん、でも、固そうなんだもの。ごめんね’
そう言いながらぽきっぽき。
本当はどうなんだろう、実はわかりません、そこまで固いのか?
誰か教えてー!
でも、
食べたときに筋っぽいワラビはどうしても食べたくないー!
結局こうして、こんなに、折ります。

それをちょうどいい長さに切って、洗います。

ボールに入れて、
ここで登場するのは重曹です。

洗ったワラビに振りかけます。
まんべんなく。ちょっとぬめっとしてきますよ。
その間にお湯を沸かしておきます。

それを、一気にワラビの入ったボールへ。

これで終わり。
決して火を入れてはいけません。
火を入れると、溶けるような柔らかいワラビが出来ちゃうんです。
一晩このままにしておくと、綺麗な色が出ます。
何度も水を変えて重曹臭さを抜いてください。
保存容器に入れて、水を入れておきます。
3~4日は美味しく食べれます。
途中水を変えるともっと長持ちしますよ。
すぐに食べないときは
甘酢に漬けておきましょう。
いい箸休めになります。
是非ともやってみて下さいね。
最後に参考までに。。。
こちらの画像の、右上は頭の部分。
そのすぐ下は、ぽきっと折った部分。
左の長いのが食べる部分です。
ちょっと贅沢ですよね。
