昭和の暮らしを楽しもう。

7月になりました。

6月下旬の暑さは過去50年間で最高の暑さだったようです!

確かに暑いのですが、今年は

とにかく湿気がすごいです!

気温は夜になって22℃くらいですが、

気温以上に湿り気を感じ(今80%)なおさら暑くも感じます。

それでいて、なんだか体はヒヤッとする気持ち悪さです。

 

さて、7月より、いよいよ本格的に節電モードへと突入ですね。

可能な限り計画停電を回避するために

新潟県でも県全体に節電の取り組みを呼びかけています。

この取り組みの啓蒙活動として、

‘ピークカット15%大作戦応援隊’と

‘ピークカット応援夏の外出プラン’

を、募集しています。

 

‘応援隊’は

たとえば、旅館ホテルなら、例を挙げれば、

?お客さまのお部屋以外の照明の間引きやLEDへの交換により

15%カットを目指します。

?7?9月の平日昼間を対象にお得プランをご用意します。

てなかんじ。

 

 

‘夏の外出プラン’なら、例を挙げれば、

?ロングステイプランの設定

?チェックインを遅くしてその分飲み物をサービスする

てなかんじ。

 

 

先日、魚沼市からも、

どのような取り組みをしますか?

取り組みをしている宿は県観光協会の広報で取り上げ

メディアで広くPRします、と連絡がありました。

 

そこで私の返信は、

 

‘昭和の暮らしを楽しもう’ 

 

内容:?客室の冷蔵庫を廃止

   :?客室に団扇、扇風機を用意

   :?ご到着してから室内の明かりをつける

   :?電気ポットを止め、電気ケトルに変更

   :?冷蔵庫のない分、冷水を到着時にお部屋にご用意

これは特にプランでもなんでもありません。

ただ、宝巌堂の節電の取り組み方です。

 

今一番考えているのは

レイトチェックイン(遅いチェックイン)ならず

アーリーチェックイン(早い時間のチェックイン)です。

早く来て、どんどん温泉へ。それが一番涼しい。

辺りを散策するのもよし。

 

 

昔、宝巌堂はこうだったなー、と

書きながら思い出しました。

廊下にはたった一台共同冷蔵庫があっただけだったな。

うーん、湯治っぽーい。

そして、ポットは毎朝晩と熱いお湯を入れて配っていたっけ。

室内の明かりは、当然のようにご案内してからつけてた。

でも

これらが不満だった。だから、

よりいいおもてなしをご提供したいがゆえに

どんどん改良していったのに、

今また昔に戻ろうとしています。

 

宿屋として、果たしてこればいいのか、悪いのか、

よくわかりません。

 

けれど、

この不自由さを少し楽しまなければならない時代に、

はからずもなっています。

 

廊下の明かりを、

朝昼晩、一日のなかで

太陽の加減を見て切り替えたり、

その影を楽しんだり。

暗いだけじゃない、それを楽しむことができるのは

もしかしたら贅沢なことなのかな。

 

本棚に眠っていた、

‘陰翳礼讃’をひさびさに取り出してみよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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