宝巌堂版’きっこし漬け’

こんばんは、

新潟県魚沼市の山合の温泉地’栃尾又温泉’

心がほどける五感を愉しむ 宝巌堂 の

野菜大好き若女将、星智子です。

 

ばあばと私の好みは

違うようでいて、けっこう重なるものがあった。

それは好き、という部分においてではなく、

苦手、という部分で。

 

それが’鰊(ニシン)’

魚が大好きなばあばがニシンが苦手、というのはちょっと驚きだった。

 

長い間、魚沼の郷土料理のひとつである、

きっこうし漬け、(またはきっこし漬け)は

食卓やお客さまにお出しすることはなかった。

材料の中に、にしんが入っていたからです。

 

義姉①からその昔作り方を教えてもらったことのある、

きっこし漬けですが、

ここ2,3年思い出して、作っています。

 

材料は

大根、ニンジン、は必ず。

そして、たぶん正式にはニシンと、カズノコ。

 

私、ニシン、苦手だからダメだーと言うと、

 

’なんでもいいんだよ、ニシン入れなくたって、

替わりに、

たら大将でもいいんだよー’

 

たら大将というのは、

たらの干した、おつまみコーナーによく売っているやつ、

おやつにもおつまみにもなるやつです。

つまみ鱈という名前がついているのもあったなー。

 

それなら私も食べられそう。

ということでたまに作っていました。

 

そして、今年もお正月だけのつもりで作ったのですが、

なんだか、とっても評判がよかったんです。

 

’これ、美味しいねー!!!’

 

え?ホントですか?

元々は苦手なものが入っているお料理に

こんな嬉しい感想が頂けるとは!

素直にやったーー!とバンザイです。

 

それならもっと作ろう!と、

今年なんと3回目の仕込みです。

 

仕込み、というからには

そう、

けっこう日数が必要なのです。

 

義姉①から教わったのは、

 

①大根とにんじんを拍子切りにして、

少し強めに塩をまぶして、押しをして1週間!

 

②1週間経ったら、

白菜も切ってそこに足す。これは義姉①からのレシピです。

白菜がまた、いいのよねぇ。

そこから2,3日、また押しをします。

 

③それから、

ざるにあけて、水分をぎゅっと絞る。

④ボールに移して、そこにたら大将をねせこうじ、を入れる。

よく混ぜて、また少し押しておく。

 

⑤最後に、あればカズノコを入れて出来上がり。

ねせこうじを入れてから、2日くらいからがいい感じです。

たらからもきっと塩気が出て来るのでしょう。

 

ということで、

食べれるまで最低でも10日くらいかかります。

それなのに

このきっこし漬けは、足が速い、と言われています。

時間が経つと酸味が出てきますが、

それもそれで美味しいんですけどね。

 

たぶん、私のつくるきっこし漬けは

本物?ではないかもしれません。

これはこれで、

糀を十分に食べれる、美味しい一品となりました。

 

大根と人参と

冬の寒さが作る、魚沼の味ですね。

さて、そろそろまた仕込まないと!