’おもいのほか’の湯がき方!

こんばんは、

新潟県魚沼市の山合の温泉地’栃尾又温泉’

心がほどける五感を愉しむ 宝巌堂 の

野菜大好き若女将、星智子です。

 

いきなり秋を通り越して冬になったかのような気温!

今日はなんと6℃の朝でした。

これがまたあっちゃくなる、ということは考えられません。

こうして一気に雪の季節に進むのか?

今年は秋が短いです。

 

今年は酷暑用に、

エアウィーブの軽くて涼しい掛け布団を新たに取り入れましたが、

さすがにそれでは心もとない季節に移行し、

今までの夏用の羽毛掛布団に交換してから、

まだそんなに日数は経っていないのよ。

あっという間に

10月17日に、冬用の羽毛布団に替わりました!

 

ちょっとまだ早い?と思ったけれど、大正解だった。

ぬくぬくのお布団は寝坊の始まり・・・・。

 

さて、食卓も季節が移行しています。

まだ茄子もなますうりもゴーヤなんかもたまに出ているけれど、

 

おっ!菊が出たよ~~~!

秋が来たね!

 

菊の湯がき方、実は案外気を遣います。

直売所に行くと、盛りなので、買い求めるお客さまも多い模様。

今日はその食し方をご披露しますね。

 

ここら辺の菊の名称は、

’おもいのほか’(おもいのほか美味しかった!)

または

’もってのほか’(菊を食するなんて、もってのほかだ!)

どちらかで呼ばれています。

実際、どっちが正しいのかわからない。

ウチではとりあえず、’おもいのほか’を採用しております!

 

新潟市の方に行くと、

’かきのもと’という、別の種類の菊を食べることが多いのかしら?

かきのもとは、おもいのほかよりも花弁が長く、

そして、色合いが、さらに濃い紫です。

茹でるとさらに輝く紫色。

 

さて、菊は食べる前に下準備が必要です。

 

 

こんな状態で売っているのでまず、菊を散らす、という作業。

最近は、散らしてある菊を売っていることもありますよ。

これはかなりありがたい。

散らした状態がこちら↓↓↓

 

 

この中心の部分は食べません。

苦いらしい。

まぁ、とは言え、最近は花が小さすぎて、これも一緒に食べてしまうことが多いです。

 

さて、たっぷりのお湯を沸かして、

酢を入れます。

紫色がより鮮やかになるのです。

 

沸いたら、そこへ菊を投入!

 

箸で広げて、そして沈める。

 

 

畳むようにして、天地をひっくり返す感じ。

 

そして、最終的には

網でひっくり返して、

直ぐにバットに上げて、素早く広げます。

どんどん熱が入るから、急いで急いで!

 

けっして水に取らないでください。

ここ大事。

 

冷めたら、保存容器で保存。

 

ここまで何分くらいかかったと思いますか?

 

菊を茹でるときは時間との勝負です。

お湯が沸いて、菊を投入してから、

1分かかるかかからないか、だと思う。

菊を全部きちんとお湯に浸からせることが大事です。

そうしないと色が超悪くなります。

 

味付けは

ウチでは、甘酢+出し汁+醤油+辛子

の、辛子酢和え一択ですー!

これが一番好き。

もちろん出汁醤油でも美味しい。

 

ぜひやってみてねー!