休館日をチカラに換える!

こんばんは、

新潟県魚沼市の山合の温泉地’栃尾又温泉’

心がほどける五感を愉しむ 宝巌堂 の

野菜大好き若女将、星智子です。

 

昨日は午後から休館日でした。

 

ずっと雪が降っていました。

降ることは別に珍しいことではないんですが、

あまりに小雪の今年にしてみると、

3月の雪は結構堪えますね。

なんか、ざぁざぁざぁざぁ、と、降ってましたが、

今朝はそう積もっていはいません。

しょせん3月、だと思っている!

でも見て、この雪。12月より多いです!

 

さて、みなさんもお気づきのように、

勝手ながら、

休館日が増えています。

 

休館日を入れ始めたきっかけはコロナ禍でした。

休みたくないのに、

休んでいる場合じゃないのに、

休まなくてはならなかった、長い長い4年間でした。

5月のGWを挟み、1ヶ月半も休んだ。

 

でもその間、思ったことは、

 

宿屋も休めるんだ、休んでもいいんだ、

という、なんとも皮肉なことでした。

 

きっと多くの宿仲間も、そう思ったことでしょう。

 

再開してから、いろいろなことがありました。

 

一番大きい出来事は、

長年いてくれたスタッフの卒業です。

コロナ禍で、家庭環境の変化があったパートさんたちも

みんなそれぞれにいろいろな事情ができて、

ほぼ同時に卒業することになりました。

その後は、残って力になってくれたパートさんがこの1月に卒業。

どうしようと思った矢先に、新しいスタッフが加わってくれて、

宝巌堂は今、総勢5名で営んでいます。

みんなが毎日、全力投球!頼もしすぎます。

でも、

みんなが常に全力投球と言うことは、

あなたの代わりになる人はいない、

ということ。

 

ということは、

休みを入れないと、

ずっと元気で、ずっと笑顔ではいられない。

実は、そのことは

私が自分に対して強く感じたことなのです。

 

年を取ったね、と言えば、ホントにそれまでなんです。

 

でもまだまだ元気で宿屋を続けていきたい、

もうできないね、ってギブアップするまで、

お客さまと、スタッフと一緒に宿を作っていきたい。

心からそう思っています。

 

ギブアップするにはまだまだ若すぎるけど、

 

私たちも、休みを入れることにしました。

東京に仕入れに行ったり、娘と会ったり、

ランチに行ったり、友達とおしゃべりしたり、

旅行に行ったり、飲みにも行きたい、

たまに自宅の掃除もちゃんとするか、

とにかく、いろいろ、する。

 

でもさ、結局、全部が、宿に繋がってるでしょ、って

友達に言われた。

確かにそう。

どこへ行っても料理とか器とか設えとか

気になるのよねぇ。

 

でもそんな感じでいい。

 

本当にありがたいことに、

ここ最近はご予約をたくさんいただいています。

今までの宝巌堂では考えられないのですが、

先々のご予約を頂くことも多くなりました。

予約が取れなくなってきたね、と

お馴染みさんに言われるのは本当につらい。

 

そしてそんな状況なのに、

休みを入れる、という決断をした私たち。

ごめんなさい、

どうかご理解いただければ嬉しいです。

休みを頂いた分、

さらに心身ともに

健康で、笑顔で、進みたいと思います。

 

いつもありがとうございます。