木の芽の行方

こんばんはー、

新潟県魚沼市の山合の温泉地’栃尾又温泉’

心がほどける五感を愉しむ 宝巌堂 の

野菜大好き若女将、星智子です。

 

さて、

GW真っ只中の穏やかな今朝、

 

マジか。。。。と言う出来事がありました。

いや、そこまでショック受けなくてもいいのかも、だけれど、

やっぱりこれはちょっと、どうよ?

って、結構怒っています。

 

みなさんなら、

玄関前の、アケビの新芽、

そう、魚沼の誇る山菜、’木の芽’の存在は

ご存じですよね。

 

この場所の木の芽は、摘みません。

ここの木の芽を摘んだくらいじゃ、お一人分にもなりません。

 

じゃ、なぜ、摘まないのか?

それは、

お帰りの時、お客さまにご案内するためです。

昨日の夕食に出た、’木の芽’がこれなんですよー、ってね。

 

この先っぽをこうしてポキッと折って、

それをゆがくんですよ、

って、ご説明すると、

’あー、あれね!昨日のね!

こんなふうになっているんですかー!’

って、びっくりされます。

 

だから、摘まないのです。

 

坂の途中のフキノトウも同じこと。

フキノトウを2つや3つ採っても、どうにもならない。

それよりも、

春一番のフキノトウで、

お客さまが近くに春を感じられることの方がずっといい。

 

でも、今日、

お馴染みさんと玄関先でいつものように立ち話をしていたら、

 

’あ、これ、摘まれてますよ!!’

って、教えてくださいました。

 

’ええ!???

 

あ、ホントだ!

みんな摘まれてる!

先っぽがない!

 

青〇で囲ってある部分は折られたところ、

芽が全部です。端から端まで、芽と言う芽、すべて。

 

 

なんだかねぇ、これはなんかショックでしたね。

お庭の花を摘まれた感じ。。。

 

先日、あるじが教えてくれました。

ホントは摘んだ方がいいんだよ、って。

そうすると、脇からまた芽が出て来るから、って。

 

うん、でもいいの、

この木の芽は食べないから、

お客さまに見てもらうための木の芽だから、

そう思っていたのに。

 

この玄関前の味気なかった金網は、

30年近く経って、

アケビのつるでどんどん覆われて、

緑の柵になっています。

自然の柵はいいね。

 

また来年もいい木の芽が出ますように、

気持ちを切り替えていくわ!

 

GWも残すところ、あと3日。

引き続き、どうぞいい休日をお過ごしくださいね。