13年目の仏手柑

こんばんは、

新潟県魚沼市の山合の温泉地’栃尾又温泉’

心がほどける五感を愉しむ 宝巌堂 の

野菜大好き若女将、星智子です。

 

休館日をいただいてありがとうございます。

 

林檎屋父の13回忌をしてきました。

 

コロナ禍ということ、で、

節目のこの法事も、

母と、私たちきょうだいと家族、

そして父の一番下の妹、叔母とで行いました。

人数は少ないながらも

まるで法事とは思えないくらいの大笑い、大騒ぎ、

それもお斎はしていないのにもかかわらず、

お経が終わってからのほんのお茶の席でなのですから、

大笑いです。

 

初めてお寺さんのお庭をゆっくりと見た。

都会のど真ん中にこんな空間があったなんて、

全く知りませんでした。

 

今年も、

父が生前、年末になるとお寺に持って行ったという果物、

′仏手柑’(ぶっしゅかん)の話題になりました。

 

その果物は、

読んで字のごとく、

仏様の手のような柑橘系の果物です。

毎年、この仏手柑とともに、

父のことを思い、供養してくださっている方丈さま、

本当にありがたいことです。

 

仏手柑の苗を手に入れて、

庭に植えられたのだそうです。

でも10年経っても、まったく実はならず、

もう切ってしまおうかと思った今年、

 

なんと!

初めて実がなった!!

 

しかも5つも!

私たちも実際に木になっているのを見るのは初めてでした。

 

本当に、手のようです。大きなグローブ。

 

花も咲いていましたよ。

 

13回忌という今年に、

ようやく実を付けた仏手柑。

長年待っててくれたお寺さんに感謝。

そして、私たちも、

久々に父に会えたような気がしました。