山菜は旬を食らう:山椒の葉編

おはようございます、朝の更新は久々。

 

新潟県魚沼市の山合の温泉地’栃尾又温泉’

心がほどける五感を愉しむ 

’くうねるはいる’で心とからだをととのえる 宝巌堂

野菜大好き若女将、星智子です。

 

去年、

’採りたての山椒をたっぷり入れたしゃぶしゃぶ’、

なるものを、友人が作っていました。

簡単で美味しいよー!って絶賛だった。

でも、その時は作る機会を逃してしまったんです。

 

そした先日、ツイッターで、

同じお料理の話題を見つけまして、

これはもうやってみるしかない!

山椒も、いい具合になってるし。

と、初挑戦しました。

 

バス停の大きな大きな、年代物の山椒の木は

切ってしまったし、

お庭の山椒の木も、

実は2本も朽ちてしまったんです。

でも、

そのうちの一本の子供が少しずつ成長し、

どうしてここに?という狭苦しい場所に根付きました。

その山椒を使います。

 

山椒を大量に使う料理はそうそうにありません。

私が使うのは、飾り(食べれる、柔らかいので)と

根曲がり竹の山椒味噌和えにとか、くらいかなぁ。

でも、こんなに柔らかいから

本当はたくさん使ってみたかったんだよね。

’採りたての山椒をたっぷり入れたしゃぶしゃぶ’は

まさに、大量消費にはもってこい!

でも、そんなに大量に入れて大丈夫なんでしょうか?

 

果たして、どうだったか!

 

作り方はとってもシンプル。

だし汁を煮立てて、そこに豚しゃぶ肉を入れる、

そこに山椒の葉を入れる。ちょっと少なかったわ。

 

レシピはそれだけなんですが、

念のため、塩少々を入れました。

 

 

味見をしない私も

さすがにこのたびはちょこっと味見です。

 

あれ?ちょっと、いい感じじゃない?

 

爽やかな山椒の香りがぶわぁ~~っと迫ってくる。

スープにも溶け出して、

それが豚肉に絡まります。

 

しゃぶしゃぶなので調理時間は数分。

食べ時を逃さない、これが大事。

調理して器に盛って、速攻お客様のもとへ。

 

あるじの反応が、

ちょっとびっくりだった!

 

’これはもう、

山でしか食べれない!’

いつもと違うテンションだ。

 

’ちょっとなに?そんな真剣な顔で言わないでよー、

え?それ、褒めてるんだよね???’

 

’そりゃそうでしょう、

旬はほんの1週間しかないんだぞ。’

これはぜひとも、

山椒の旬にレギュラー入りさせましょうね。

 

さて、

山菜はたくさん採れたときは

塩蔵したり、干したりして、保存しておきます。

野菜の採れない季節のための雪国の知恵です。

冬にこれらを戻して食べます。

これもまた贅沢かもしれませんね、

雪に閉ざされた季節に、

春の恵みを味わうのですから。

 

季節の旬と

保存という知恵の旬。

両方味わえる雪国です。

 

あ、ちなみに

私、実は保存が苦手。。。

ばあばもしなかったので、

うちには保存の山菜はまったくありません。

 

その時々で、旬の野菜がたくさん出ますので、

それをやっぱり使いたい。

なんたって、野菜好きの私ですから。

 

新潟のめちゃくちゃうまいトマトも

出荷が始まっています。

早速トマトを食す!

 

さて、

保存は全くしなくても、

わらびの塩蔵漬けを毎年、名人から頂くのよ~!

これが最高の贅沢だなっ!