もし宿屋業界がなくなったら、と考える

サウジアラビアの国王が来日しています。

観光立国の正体を読んでいたので、

いったいどこに泊まるんだろう、どういうもてなしをするんだろう、

どんなものを召し上がるのだろう、いったい、どれくらい費用が掛かるんだろう、

果たして、1,000人超のお客様をだれがどうやって賄うんだろう?など、

あーー、あれやこれやと、なんだか身近なことに感じて,

気を揉んでました、恐れ多くもね。

 

そして、実は

もっと身に染みて考えることがありました。

それは、サウジアラビアの国王が、

46年ぶりに日本に来日したその理由です。

 

サウジアラビアといえば、誰もが知る有数の石油産油国。

のほほんの私でも、

サウジアラビアが大金持ちな国だろうと想像できます。

だってさ、1000人で来るんですよ!

国は豊かで、国民も豊かで、教育とか病院とかも無料で、

何の心配もない素晴らしい国、であろうと。

石油がたくさん取れるんだから、安泰でしょう!と、

思っても当然ですよね。

 

でもこのたびの来日理由は、その石油依存から脱却すること。

石油はいつまでも産出できるわけでない、

資源には限りがある。

もし、石油が枯れてしまったとき、そうなる前にどうしたらいいか。

日本と新たな産業の創出に向けた技術支援や

人材育成などの協力について話し合い、そして、

合意文書をかわす、

ということが目的の来日なんだそうです。

びっくりしました。

 

この記事を読んで、改めて、

自分の今の仕事がなくなったらどうするのか?

ウチには何ができるのか?

と、

東京滞在2日目に参加したセミナーで、問いかけられた、

まさにこの問いについて、

深く考えることになりました。

 

どんな業界でも、

いきなり売れなくなる時代が来るかもしれない。

目覚ましい技術の進歩で、

10年先、20年先には、存在しないかもしれない職業、

というのががいくつか取り上げられていたのは記憶に新しいです。

 

宿屋だって同じです。

理由はどうであれ、なくなるかもしれない、

要らなくなるかもしれない。

 

今、とてもうまくいっているから大丈夫、

このままいけば大丈夫、

跡継ぎがいるから大丈夫、

資産があるから大丈夫、

今、平和だから、大丈夫、

 

そんなことずっとは続かないかもしれない。

もし、私の職種がなくなったら、私はどうしたらいいのか。

今から、

しっかりと考えておかなくてはならない、そういう時代です。

アラブの王様だって、

こんなに危機感を持っているのですから。

 

こんなことを考えていたら、

やってみたいなぁと思うことは、

面白そうだったら片っ端からやってみるか!

なーんて気になり、

テンションが上がってしまったのでした。

 

我ながら単純な結論。

でも、これからの時代少しでもワクワクする方向に

自分を仕向けて行こうって思います。

お客様も一緒に!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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