新潟で「もう一泊したいと言われる宿」を目指す野菜大好き若女将の日記

フキノトウを使っていろいろと。

今出ている山菜はなんといってもフキノトウ。

宝巌堂の坂もようやく芽吹いたばかりのフキノトウが

それ、とわかるくらいに新芽の綺麗な緑になってきました。

明日はお天気がいいようなので、一気に飛び出してくるんじゃないでしょうか?

今朝はフキノトウに気がついた通りすがりのお客さんたちが

あそこにあるけど、採らないのかな?見せてるのかな?なんてひそひそ話をしていましたが、

そう!そのとおりですよ。

一個や二個、フキノトウを採ったってなんにもなりません。

坂のフキノトウはうちの観賞用。

春一番をめでてくださいね。

以前もこう書きましたが、お客さまもよくご理解いただいていて

おかげ様で宝巌堂のフキノトウは無事です!!本当にご協力をありがとうございます。

 

フキノトウといえば、うちでは胡麻味噌和えが、ばあばから教えてもらった食べ方。

胡麻をすって、味噌と砂糖で味付けし、

そこに湯がいて灰汁だして細かく刻んだフキノトウ(ここまでが下こしらえ)を入れて和えるやり方です。

色が綺麗ですが、長持ちしないので、和えてすぐにお出しします。

もう一つはすり胡麻と醤油のみで和えるというのも、やってみました。

苦味が全面に出ますが、これがけっこう後を引く苦さでグー!でした。

 

今年はこのやり方の他に、売っているような火を入れた方法もやってみました。

これはあくまでも自己流。うまくいくかも不安。

でも最近は母流で、’適当加減’もなかなかいい按配になってきたよ。年だね。。。。。

 

 

フライパンを熱くして、ごま油をたらし、そこに下ごしらえしたフキノトウをいれ、

酒、味噌、砂糖で、じっくりと形がなくなるまで炒めます。

案外いい色が出てて、意外でした。

お味はあるじも橘も美味しい!という感想で、ほっとしました。

 

 

もう一つもばあばからの定番。

フキノトウのおろし和え。

材料は下ごしらえしたフキノトウ、大根おろし、湯がいたナメコ。

これを甘酢で和える!

これが実は私は一番好きです。

こちらも直前に和えないと色が悪くなります。ご注意ください。

 

 

レパートリーが増えてます。

ふふっ。

 

 

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週刊現代の取材

先日週刊現代という週刊誌の取材がありました↓

http://kodansha.cplaza.ne.jp/wgendai/

テーマは’現代湯治’

全国から9軒の宿を選んで、今の時代の湯治の傾向や宿での過ごし方、

肝心な温泉の効能などなど、

観光とは違った湯治が目的の旅について、様々な角度から

現代湯治を考えるといった内容です。

 

宝巌堂もばあばがまだ嫁時代には自炊の湯治のお客さまばかりでした。

米、味噌、醤油、自分で作った野菜、さらには塩引き鮭などのおかずまで、

さまざまなものをしょって栃尾又に湯治にやってきます。

宿はその材料を預かって、それぞれのお米、味噌、野菜で

ご飯を炊き、お味噌汁やおかずを作り、お部屋まで運んでいたそうです。

一見、楽そうに見える自炊の宿ですが、

ガスもなかった時代に、しかもお客様それぞれの材料で

いちいち(といっては失礼ですが、あえてこういう表現をさせてもらいます)、

別々のご馳走を作るというのは容易ではなかったはずです。

一緒に炊いてもいいのですが、やっぱりお米もそれぞれ質が違いますからね、

なかなか気をつかったようです。

 

時代とともに、消防の面や施設の面でも、自炊をすることが困難になり、

そしてなによりお客様のニーズも、’3食、宿で賄ってもらいたい’というふうに変わっていきました。

 

 

宝巌堂も少しずつ変化をしてきました。

湯治のお客さまを中心に、宴会もあり、個人のお客様もあり、

はたまたグループ客もあり、もうなんでもオッケーですよーの時代もありました。

その頃のお客さまには、

賑やかで嫌だったなーとか、

あまりうるさくできないから、気ぃ使ったなーとか、

いろいろと不自由な思いを感じさせてしまったかもしれません。

 

 

 

そして現在の宝巌堂はどんな感じですか?

みなさんにとって居心地のいい空間でしょうか? 

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栃尾又温泉は今も昔も湯治場です。

三軒の宿が貴重な天然ラジウム泉を守り続けています。

長期滞在と一夜湯

余計なものをできるだけそぎ落としました。

宝巌堂では癒やされる空間こそ、湯治宿としてのおもてなしと考えております。

自然、寝具、家具そして野菜たっぷりの手作り田舎料理・・・

人にやさしい桐と時代家具に包まれる8室の宿には

本当の意味でお客様の温泉生活にお役立て頂けるものが残りました。

ゆっくり、じっくり「心の湯治」をお楽しみください。

                                    宝巌堂のHPより

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これが私たちの考える’現代湯治’

 

 

週刊現代は5月下旬の発売予定です。

どきどき。

 

 

 

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黒いお赤飯

お赤飯はささげか小豆の色が出て、

普通は赤いご飯と決まっていますよね。

 

ここらへんでは、不祝儀のときは黒いお赤飯を炊きます。

炊く時に一緒に醤油を入れるのです。

ほんのりとお醤油の香りがして、ちょっと香ばしいような

お赤飯とはちょっと違った小豆入りの五目おこわみたいな感じになります。

赤い赤飯よりも田舎気な素朴な味わいです。

 

先月、じいじの祥月命日には、

いつもならマイタケの炊き込みご飯をつくるのですが

この日はちょうどマイタケがなく、

初めてこの黒いお赤飯を作ってみました。

結果は醤油加減が微妙に濃かったけれど、まぁ、美味しくできて大満足。

 

このたび、黒い赤飯のレシピをいろいろと探していて、大発見がありました。

なんと黒い赤飯というのは新潟県、しかも中越地方、特に長岡あたりの名物料理なんです!

小豆ではなく正式には金時豆を使うみたいです。昔は小豆が貴重だったからのようです。

私のイメージは黒い赤飯は仏事のときだけにつくる、でしたが、

お祝い事にもこれでいいんだそうですからびっくりでした。

 

 

昨日お雛さまのご馳走には当然普通のお赤飯を炊きましたが、

それをばあばに持って行ったら、赤色だったにもかかわらず

’今日は誰かの命日だっけ?’と、言ってましたから、

ここら辺のお赤飯のイメージって、案外仏事なのかな?と感じました。

ところ変わればで、面白いです。

 

うちではお赤飯は自家製ですが、

この黒い赤飯は和菓子屋さんでも売っているところが多いです。

長岡の有名な江口だんご本店でも扱っていました↓

http://www.e-dango.com/product/r_sekihan.html

その名も長岡赤飯ですって!

 

ここのお団子、店頭のみの販売ですが、美味しいです!

話がずれました。

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お雛さまをようやく・・・・

4月3日には絶対にしまわなくちゃと固く心に誓っていたはずでした。

お赤飯の準備も完璧にしていたはずなのに、

いざとなってみれば、買ってあるのはもち米だけ。。。

小豆もささげもない。防虫剤もない。

あーーー、もう気持ちだけ焦る。

気がついたら、もう8日じゃないか!!!!

これは大変!嫁にいけなくなるぞ!我が娘!

 

さっそくあるじに小豆と防虫剤を買ってきてもらい、

お赤飯は完成。お雛さまにもお供えして、ほっとひと安心でした。

 

まだ7日のままだったカレンダーをめくると、

なーんだ!8日はホントの’旧ひなまつり’でした。

しかも大安だし。

 

 

よし、まだまだ望みはある。

 

 

 

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