林檎屋果実店の自慢!

こんばんは!

新潟県魚沼市の山合の温泉地’栃尾又温泉’

心がほどける五感を愉しむ 宝巌堂 の

野菜大好き若女将、星智子です。

 

雪はしばし、休憩。

雨模様です。でも明日からまた雪らしいです。

 

まるごと便、食べきり便シリーズに

たくさんのご注文をありがとうございます。

皆さんがとっても楽しみにしてくださって、

私も妄想が実現するワクワクを味わっています!

 

実はお客さまも妄想してくださっています。

今度はこんなのどう?

こういうのが欲しいなー、とリクエストを頂きます。

一緒に作っていくって、すごい幸せ!

お届けした年賀状を見ていたら思いついたんですって。

季節ごとの美味しいモノ、食べたい!って。

今は行けない、だからこそ。

本当にありがとう。

 

美味しいモノと言えば、

林檎屋みかんを食べる季節は

父の選んだ果物を思い出す季節。

 

みかん、まだありますか?とお問い合わせをいただきましたが、

残念、在庫切れでした。

 

50年続けた’林檎屋果実店’

 

あの時代にあって、結構攻めてる果物屋だったなぁ。

 

今は大好物の、

アボカドも、

パパイヤやマンゴーなど、

そうそう、ライチも置いてあった。

当時だって、かなり珍しかった。

あの小さい果物屋に、こんな南国のフルーツが並んでいるとはね。

それもまだ私が小学生のときだったから、

こりゃ、かなり攻めてますよね。

売れてたんだろうか?

アボカドなんて

当時は、まずくてとても食べれないものでした。

 

果物とは到底呼べないー!って言う果物でしたね。

 

西瓜は、切り分けて売ってました。

午後からしか切らないんです。

出来るだけ食べる直前に、ということだったみたい。

どんどん味は落ちますからね。これもまたこだわりでしたね。

 

果物はどれも

今思えば、最高級品。

千疋屋や万惣、高野フルーツパーラ―など

そうそうたるお店と同じ仕入れをしていたんですって。

 

でも、安かったなぁ、ウチ。

そんな安く販売して、

よく3人きょうだいを育ててくれたなぁ。

 

当時は進物用に籠盛り、というものが流行りでした。

缶詰や、果物を、大きな籠にバランスよく詰める。

セロハンでラッピングしてリボンを付ける。

父はそれがとても上手で

ジーっと見てるのが好きだったなぁ。

 

あんたは、果物にはうるさいねぇ、と

ばあばによく言われてました。

他のモノは案外どうでもいいんですが、

こと、果物に関しては、

ウンチクっちゃうの。三つ子の魂、おそるべし。

 

今はもうない、神田市場には

しょっちゅう一緒に行きました。

市場内にはお餅屋さんが屋台を出していて、

磯部餅を買ってもらってた。

だから、私は今でも磯部餅が一番好きなのかな。

ちなみに嫁ぎ先、ここ、宝巌堂は砂糖醤油なんです。

これが宝巌堂のお餅の食べ方。

そしてあるじも、娘もこれが好き。

 

おや、今日は父の祥月命日じゃないかー!

 

こうしてふと、思い出して、綴って、

普段できない供養にします。

 

もう、でっかい苺も美味しいメロンも

初物の栗も、

どこからも飛んでは来ないけれど、

果物の味の想い出は

いつでも頭に飛んでくる。

 

今年の年末もまた

林檎屋みかん、仕入れるぞ!

 

 

 

 

 

 

 

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