改造計画のきっかけ その②食事処をもうひとつ

宝巌堂の部屋数は8室。

それに対して、

お食事処は多くても5室分しかありません。

これもまた当初からの問題点ではあったのですが、

3室はお一人さま優先のお部屋だからお部屋食だし、

湯治滞在の方もお部屋食だから

何とかうまく回っていたのですね。。。

 

お部屋食をやめる、

お食事する場所を選べるようにする、

というこのたびの計画。

それをするには食事場所を作る必要があります。

 

さぁ、どうする?

 

増築は無理。スペースがありません。

そこで

候補に挙がったのは、1階の暖炉のある読書スペース。

通称暖炉の部屋。

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ここ、好きなんです。

でも、

いい空間の割にはあまり活用できていなかった場所。

 

ここ、お食事処にしたらどうだろう?

ロビーとしてもらくらくと使ってもらえるような。

 

いいんじゃない?

扉付けてね。

そしたら、

ちょっとした個室にもなります。

 

でも、そんなことしたら、

この大量の本はどこに置くの?

冷蔵ストッカーは?

階段箪笥は?

パブリックスペースが全くない、のもどうかと思うよ。

 

ならば、

 

お部屋を一つ減らそう!

 

え!まさかの決断!

 

誰にこの計画を話しても

いいね!をあまりもらえませんでした。

 

お客さん、減っちゃうよ~~、

もったいなくないですか?

減らさなくてもなんとかできないんだろうか?

 

確かにすべてもっともなのです。

 

でも、

ずっと思っていたことだったのです。

お客様にもう少しゆとりを感じて過ごしていただきたい、と。

そして、

館内にパブリックスペースを増やしたい、と。

 

減らす予定のお部屋を改造して、

そこに本の部屋を作る。

 

館内大移動です。

 

栃尾又に戻ってきて、

改築するまで19年という長い時間がかかりました。

そして、このたびの少しの手直しが、

ここ1ケ月の間に

なぜかサクサクと進んでいます。

決まるときは決まるんだな、と

少し感慨深い私です。

 

どこのお部屋がなくなるの?

それはまたもう少しあとでご紹介しますね。

 

 

 

 

 

 

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