SAKEMUST 日本酒専用グラスのお披露目会に

純米大吟醸緑川を美味しくいただくのに、

最適なグラスはないかと探していたところへ、

なんと!以前から目にして、

とても気になっていたグラスの発表会に出席させていただく、

という機会に恵まれました。

 

八海醸造さんが、こちらも新しく出した純米大吟醸のために

フランスのレマン社と開発した日本酒専用グラス、

その名も、

’SAKE MUST’(サケマスト)

名前の通り、酒にはなくてはならない、という意味。

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実は昨日取り寄せたグラスがあったのですが、

思ったよりもかなり小さかったんです。

かといって、リーデルのグラスだと45ccでご提供するには

あまりに器が大きすぎる。

悩んでいたところへの

今日はなんともタイムリーなお誘いで、

思い切って出かけてきて本当に勉強になりました。

まさかの、昼酒、しかも、いわゆる高い酒ばかり!が並ぶ!

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会場は、これまた、いつかはお料理を食してみたいと思っていた

自遊人プロデュースのお宿、’里山十帖’。

こちらもまたまたタイムリーな場所でした。

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SAKEMUST

結論から言えば、とてもいいグラスでした。

酒の飲めない私だから、香りの違いもよく分かります。

しかも、高さがいい。

ワイングラスはどうしても背が高くて、

簡単に倒れそうで、ちょっと取り扱いに悩むんですよね。

そして、やはりワイン、というムードが抜けきれません。

八海醸造さんもそれがかなり気にかかっていたとのこと。

 

そして出来上がったグラスは、

高さも通常より3cmほど低く、

台座の直系が口径とほぼ同じくらいの大きさで

とても安定感があります。

何よりも特徴的なのはグラスの形。

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くびれのライン以下に酒を入れて、

そこでゆっくりと回す。

回して香りを出すんですね。ワインと同じですかね。

 

いざ飲むとき、

先に行くにつれてすぼまっているグラスは

大きく傾けないと入っていかない。

酒が舌に届く頃には、

舌一面で味わえるというわけです。

実際にストレートタイプのちょこでも飲み比べてみましたが、

明らかに違います、香りの出方。

 

 

里山十帖さんのお料理は、

地元の食材、伝統食材を生かした手の込んだもの。

同じ食材を使ってもこうも違うもんだ、と

噂には聞いていたけれど、びっくりしました。

この器は、あら、軽い。でも黒い。

このたびはお隣の席だった自遊人の岩佐さんに伺ったところ、

ご友人の工芸作家さんが作り、漆を塗ってあるんですって!

凝ってるなぁ。

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グラスは早速購入したいと思い、伺ったところ、

すぐにでもオッケーとのことでした。

’一個からでもまったくいいですよ、大丈夫’とおっしゃる、

お隣の男性はなんと八海醸造の社長でした。

 

こんな二人に挟まれた私ってばいったい。。。。

けれどめったにない機会。

いろいろなことを伺えてとても楽しいひと時でした。

 

’いい酒は結局バランスのいい酒’

ずっと飽きずに飲み続けられるのはそういう酒なんです。’

 

宿屋もまた、

お料理、しつらえ、対応、趣き、

すべてにバランスがいいと、

お客様がお馴染みさんに、

ファンに、

なってくださるんだな。

きっと宝巌堂のお客様は、ウチの成長と変化を

楽しみに通ってくださっているのだと、

ふと思う。

 

年月をかけて育てていくのは

酒も宿もまた同じということか。

 

SAKEMUSTは

来週入荷ですって!楽しみです。

 

 

それにしても普段飲まない日本酒を

つごう100ccくらい飲んだろうか。

キイタ~~~~、うっすら酔いましたとさ。

 

 

 

 

 

 

 

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