おかげさまで退院できました!コトの顛末その?最終章!

救急車で運ばれたのが8月2日。

手術したのが8月4日。

退院したのが9月3日。

松葉づえで歩けるようになるのが術後2週間。

退院する人もなかにはいるらしいけれど

それは階段のない家に住んでいる場合で、

実際はやっぱり4週間くらいかかるらしい。

自宅の見取り図を書いてくださいと言われて書いた、

私の絵を見て、看護師さんが言った。

‘これって、どういう家・・・・・?、

階段がなんか昇ったり下りた、また昇ったりっしてますねぇ。。。’

あるじと先と相談した結果は、やはり

退院のめどは8月末か9月頭になった。

その上、林檎屋母からは便せん2枚にわたって、

同じことが繰り返された手紙が届いていた。

‘今は無理するな、絶対に無理するな、

それがあんたのため、あるじのため、宝巌堂で働く人のため、

今無理したら、一生たたる。

8月末までは入院していなさい’と。

でも

私にはどうしても9月1日には遅くとも3日までには

帰りたい事情があった。

実は、

9月5日の土曜日に、

おめでたいご予約があったからなのです。

それは、10年来の夢。

長岡の結び屋さんのプロデュースでの

結婚式をお受けすること!

DSC02070

DSC02072

それがついに実現するという、

この佳き日には、

なんとしてもウチに帰っている。

これが退院日の目標。

今思えば、

この大きな目標があったからこそなのかもしれません。

私の骨ががんばったのは。

なんと!
骨がもわもわと!

出てきたんです!!!
それはちょっと感動の画像でした。

残念ながら、

プリントアウトするとわからないくらいの’もわもわ感’です。

先生がPCで見せてくださいました。

明らかに、折れた当時の画像と比べると

白いもわもわっとしたものが写っています。

骨ってすごい。

人間の体ってすごい。

宝巌堂一同、結婚式をまかなうことに不慣れななか、

新郎新婦からは

‘ここで結婚式ができて本当によかったです’と

嬉しすぎるコメントを何度も頂戴しました。

涙がにじんだお二人の笑顔に私も感動。

また、

列席者のご家族からも、

‘お料理が美味しくて、こんな食べ方もあるんですねー’、と。

実はみなさん、地元の方だったので、いつも食べ慣れている食材。

食べ飽きているものばかりだったらどうしよう、と

少し不安だった。

こんなうれしい感想をいただいて、心からホッとしました。

感謝するのは、私たちの方です。

本当にありがとうございます。

退院当日のリハビリで、

右足の加重が三分の一のオッケーがでました。

体重の三分の一を右足にかけてよい、のです。

これが難しい。

‘ちょっと、それじゃ一キロか二キロくらいしかかかってないよ?!’と

リハビリのS先生。

彼女の愛のムチで、

私の足はどんどん曲がるようになりました。感謝!

痛かったけどねー!

両足が少し着ける、というのは、安定感が違います。

そして、退院一週間の検診で、

今度は三分の二加重になりました。

今度は加重していかないと衰える一方とのこと。

この兼ね合いは何とも怖いです。

次回は10月早々。

この時に両足で立つことができ、

あわよくば、

第一歩を踏み出せるようになるか。

 
林檎屋父が亡くなってから早6年。

今までたったの一度も

夢に出てきたり、

気配を感じたりすることは、

これっぽっちもありませんでした。

が、

入院もあと少しとなった頃、

ふいに、夢の中で顔が見えました。

なんてことない、いつもの普通の顔。

がんばれ!とか、そんな感動的な再会じゃなくて、

まったくちらっと通っただけ。

むしろ無表情で。

あと友人も。

‘みんなに守られてたね’

と妹が言った。

確かに。

さぁ、リハビリ、がんばろう!

コメントを残す