「美味しい!」のために
「どんなお醤油使ってるんですか?」
ってお客様から聞かれることがあります。 こだわりと言うほど大上段に構えたものではありませんがすべて自分達が吟味してえらだものを使っています。 ここではその一部をご紹介します。
現代湯治は'心‘と’体‘の両方の湯治です。
体の治療が必要なのでもない、別に心だって病んでいるわけでない。 でも、たまには何もしないで、俗世間からちょっと離れて、 1人の時間をつくってみよう。 ご飯を決まった時間に食べて、温泉に浸かる。
散歩に出かけてもいいし、漫画三昧でもいい。 昼寝だってしてみよう。 お昼はバスに乗ってちょっとでかけてみよう。
現代湯治は自分のリセット。 栃尾又で明日の元気を養ってください。
栃尾又のラジウム温泉はラジウム(ラドン)の含有量日本「第二位」の天然ラジウム温泉です。 源泉のすぐそばに湯小屋を作り掛け流ししています。湯に浸かると、始めはひんやり、だんだんホカホカしてきますよ。
栃尾又ラジウム泉はトリチウム検査によれば約43年ほどの時間をかけて湧き出ています。43年前の雨水が岩の割れ目を通り、所によっては地表から15cmほどの岩盤の隙間を流れています。
この永い旅の間にラジウムを含んで湧き出て、これが空気に触れるとラドンとなってお湯の中から空気中に出て行きます。このラドンを呼吸器から吸い込むことによって、血管を通り全身にめぐって細胞に吸収されます。
最近の研究の結果、ラジウム(ラドン)の最大の特徴は「抗酸化作用」だと判ってきました。鉄が錆びてゆくのと同じように、人の身体も酸化して痛んでいきま す。ビタミンA、C、Eを摂るのと同様に、抗酸化作用を持った蘇生型の温泉は身体を酸化から守り蘇らせてくれます。
温泉に浸かっていると体中に泡がつくことがあります。唯一目で見える温泉の特徴ですが、これが遊離炭酸ガスなのか、毛穴から出た空気に作用して出たラドンなのかは科学的にはまだ解明されていません。
栃尾又ラジウム温泉の奇跡
温泉と一口に言っても多種多彩です。
温度が高く冷まさないと入れなかったり、逆に加熱しないと入れない冷泉だったり、においが強かったり、成分が強く短時間しか入浴が許されなかったり。
栃尾又ラジウム泉は無味無臭、無色透明、湧出温度37度、浴槽湯口温度35.0度、そしてラジウムを含んでいることから温泉と認定されています。
他の含有成分が非常に少なく、酸化還元電位も人と同程度です。もし、これらの成分が強いと2?3時間の入浴などすれば湯あたりを起こしてしまいます。又、 温泉の温度が高いとラドンはどんどん空気中に揮散してしまいますが、冷ますことも加温することも必要のない人肌の温度で自然湧出しています。
ラジウム泉浴の効果はほとんど呼吸器から吸って血液中に吸収されることです。(もちろん入浴中は浮力が関節への負担を和らげてくれる効果もあります。)
ぬる湯であるが故に長時間の入浴ができ、その間ラドンをたっぷりと呼吸することができるのです。栃尾又温泉はラジウムにとって最高の条件で湧出していることになります。
私が、これは奇跡の温泉だと感じている理由が上記の特徴です。そして程よく山奥に入ったこの栃尾又に湧いてくれているのですから感謝感謝です。
まさに長湯のためのぬる湯、湯治のためのラジウム泉です。
「霊泉授子宝」と謳われた栃尾又ラジウム温泉
私も、栃尾又温泉の恩恵を授かった1人。
もう十数年前、“ちゃんと入ると赤ちゃんができるよ!”とばあばに言われ、カラスの行水の私も頑張りました。
そんなあるときのこと、“なんだかちっともあったまらないよ。それどころか、お腹が痛い。おへその周りが引っぱられる様な感じだよ”と、一緒に入っていた ばあばに言うと、冷えたのかもしれないから、と早々にその日は退散。翌日、続けて入らなくちゃ、と頑張って温泉に行きました。でも、また暖まらない。
変だぞ、栃尾又温泉。そんな日が続いたある日、なんと妊娠が判明。これにはびっくりしました。当の本人が気がつかなくても、温泉が教えてくれていたのです。(若女将)
木の間をまたぐと子宝に恵まれると言い伝えられる樹齢400年の子持ち杉と夫婦欅に囲まれた薬師堂には、子宝祈願の絵馬やキューピー人形、子宝を授かった方からの御礼の絵馬がたくさん奉納されています。
湯口の源泉35.5℃、浴槽温度が34?35度。 体温と同じか少し低いくらいですのでたっぷりと湯治ができます。
1?2時間はお入りください。 初めての方は上がり湯で身体を温めてからお入りになると良いでしょう。
15分?20分でブルブルっときたら又上がり湯へ。 慣れてくると30?40分は浸かっていられる様になります。
ただし、湯船への出入りは波を立てないよう静かに移動してください。波が立つと身体が揺れてしまって落ち着きません。 半瞑想状態でお入りになっている方もいらっしゃいます。他の方のお邪魔にならないようお願い申し上げます。
常連のお客様は平気で2?3時間浸かっています。
1日8時間程度でしょうか。こうして一日数回に分けながら、一週間程度湯治すると効果が大きいと言われています。
色も匂いもない温泉ですが、長時間の入浴は思ったより体力を使い疲れます。ご自分の体調に合わせてご利用ください。
一夜湯治のお客様も、この時とばかりに無理をしていっぺんに何時間も湯治をしてかえって疲れが残ってしまうこともあります。
2時間を2回 4時間入れば良しとしましょう。
平成15年9月12日 (財)新潟県環境分析センター
pH 8.6 | |
ラドン(Rn) | 187x10‐10Ci/kg (51.4マッヘ) |
泉質 | 単純放射能泉(アルカリ性低張性温泉) |
泉温 | 源泉37℃ 浴槽吐湯口35.0℃ |
一般的禁忌症 | 急性疾患(特に熱のある場合)・活動性の結核・悪性腫瘍・重い心臓病・呼吸不全・腎不全・出血性疾患・高度の貧血・その他一般的に病勢進行中の疾患・妊娠中(特に初期と末期) |
適応症 | 《一般的適応症》 神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・関節のこわばり・打ち身・くじき・慢性消化器病・痔病・冷え性・病後回復期・疲労回復・健康増進 |
《泉質別適応症》 痛風・動脈硬化症・高血圧症・慢性胆のう炎・胆石症・慢性皮膚病・慢性婦人病 |
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《飲用の適応症》 痛風・慢性消火器病・慢性胆のう炎・胆石症・神経痛・筋肉痛・関節痛 |