新潟で「もう一泊したいと言われる宿」を目指す野菜大好き若女将の日記

おかげさまの夏の風景

嵐の後の。この青空。

夏の景色。

昨日の雨の後がすこし残る宝巌堂の坂です。

今日は右手の石垣に、

我が家の守り神が、数えたら3つも出てました。

お帰りの際お客様が発見。

嵐の時は出れなくてびくびくしていたろう。

今日はみんなで体を乾かしていました。おとなしく。

 

さて、青空を見れば、すっかり夏です!

3連休から茄子漬が始まってますよ!

初回はたいてい、試作と化す。。。

今年は、茄子の真ん中を割らずにやってみましたが、

ちょっと甘塩だったせいか、今一、漬かり具合も甘く、

やっぱり、ばあば方式じゃなくちゃ、と

さっそくいつものように変更です。

2回目からはめちゃ上手に漬かりましたよ!自画自賛ー!

 

’舐めてみてちょっとしょっぱい’と感じる塩水を作る、

これが実はなかなか難しい。

その時の口加減にも寄りますからね。

そして何度も味見するともう全くわからなくなる。

 

以前から、あるじに言われていたんです。

一度ちゃんと分量を量ってみたら?と。

めんどくさがりの私はなかなかそれが出来ずにいましたが、

思い切ってやってみたら、

あら、案外面倒じゃないわ。

むしろ、いつも同じ塩加減で出来栄えも同じ。

そうでなくっちゃね!

 

我が家の塩加減は、

梨茄子 30個に対して、

水3リットル

塩100g

色出しのための茄子漬けの元を1袋とちょびっと。

これに決定です!

ちょいと塩辛いかもですが、夏は塩が必要だー!

 

 

夏といえばもうひとつ、

八色スイカの清水農園さんの小玉スイカも始まりました。

昨日の夏の嵐、その前の大風、と、

自然災害に見舞われて、今年はとても大変なスタート。

でも、出来はとってもよいみたいですよ。

嵐の後片付けが街中では進んでいました。

被害状況はわかりませんが、

いつもの風景が広がる湯之谷街道です。

 

今週22,23日は大湯公園で

夏の雪まつりも開催されます。

 

雪山がお目見え!

どうぞお楽しみに。

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夏の嵐というには・・・・

平成23年7月30日、

新潟福島豪雨がありました。

もう6年も前のことです。

でもつい最近のように思い出される、あの長い夜のこと。

あれ以来、ヒグラシの声を聴くとちょっとドキドキしたし、

少し強い雨が降るとさらにドキドキしていました。

 

 

今日は、

あの日を思いださせるような雨の降り方に、

落ち着かない日を過ごしました。

したの湯は川沿いにあるため、

安全のために日に何度となくクローズもしました。

駐車場から眼下を見れば、

いつもは穏やかで綺麗な川が

見る影もなく泥水と化しています。

その流れの激しさを見たときはさすがに退きました。

 

とはいえ、

あの時の雨は今日のそれとは比べ物にならないくらい、

前日までに異常に降っていました。

今日のような雨が、ほぼ1週間。毎日続いていたのです。

雨が上がると、今度は狂ったように、

本当に狂ったように、

ヒグラシが鳴き始めます。毎日です。

その鳴き声は、思わず外に出て

辺りをぐるーっと何度も何度も見渡してしまったくらい。

栃尾又は両側が高く、狭い空間なので、

その鳴き声たるや、辺り一面に響き渡り、

明らかに’異常だ’と感じるものでした。

ヒグラシたちはわかっていたんですね。

これから起きる災害のことを。

土砂となって流れるより先に

一足先に地上に出てきたんです。

 

今日は、

小出町、堀之内町では道路が冠水しました。

いっときは避難勧告も出てしまったので、

路線バスは栃尾又まで来れませんでした。

上越線は浦佐長岡間が運休。

国道17号線は大渋滞。そして関越道も閉鎖、と、

一気にあちこちで騒ぎとなっていました。

 

凄かったのは雷です。

バキバキっというタイプではなく、

地震?!!!!と思うくらい、どどどどどどーーーんと

家が揺れました。

 

おかげさまで何の被害もなく、

今は静かです。あの雨はなんだったんだ?

今現在は気温20度。もしかすると20度以下に今晩はなるかもしれません。

 

田んぼが冠水した映像を見ました。

清水農園さんの八色スイカ畑も、被害があったようです。

これから盛りの夏野菜の畑も心配です。

 

夏の嵐、と、言ってしまうには

あまりに綺麗すぎる。

 

皆さんからたくさんのご心配を頂き

本当にありがとうございます。

栃尾又のみんなも、建物も、山々も、川も

そして、栃尾又温泉も、

何事もなくみんな無事です。

 

夏本番です。

さぁ、元気出していきますね!

皆さんもどうぞ気を付けてお過ごしくださいね。

 

 

 

 

 

 

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湯治プランのお品書き

こんなタイトル、堂々とつけちゃって!

自分にプレッシャーを与えていますっ!

 

おまかせプランやおこのみプランには、

お品書きを書いていますが、

湯治プランには書いていませんでした。

スタッフがお夕飯をお持ちしたときに

ご説明する、

それでいい、と思っていました。

 

でも、

湯治プランのお料理も

実はとっても’ごっつぉ’なんですよね。

だから、お品書きがあってもいいなぁと思ってはいても、

なかなか実行に移すのは大変でした。

まずは、

いきなり献立が変わることがある、ということ。

(まぁ、これは、おまかせプランでも同じことなんですけどね)

そして、

湯治は宿泊日数も違うので、

何泊目かによっても献立が変わる。

そうするとお品書きも何枚にもわたることがある。

果たしてそれについていけるか、私。

 

一度始めてしまうと、

途中でや~めた!なんてことはできないし、

結構ハードルが高かったんですね。

 

でも、スタッフ遠藤の一言で、

思い切りました。

’湯治プランの人のお品書きも

あった方がいいですねぇ’

 

やっぱりねぇ、そうだよねぇ・・・・

 

もしやってみて、

大変だったらまた考えればいい。

まずはスタートしてみよう。

 

ということで、

始めました!

’今日の晩ごはん’

なかなかごっつぉでしょ!

 

原稿もたくさんコピーしました。

これで何種類になっても大丈夫だー!

これを紙の上に書き落とすことで、

自分の献立のくせもわかりますね。

素材や調理方法が偏っていないかのチェックにもなります。

 

’今日は献立表ないの?’と言われないように、

精進いたしますっ!

 

 

 

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これからの湯治宿 これからも湯治宿

’湯治’という言葉、

この耳慣れなかった言葉も、

栃尾又在住29年目になれば、

もういっぱしに語れるようになりました。

 

私の知る、ばあばの代、

そして、ばあちゃん(あるじの)ばあちゃんの代。

時代は変わっても、

 

お客様が栃尾又を目指す理由はただ一つ、

 

栃尾又のラジウム泉に入ること。

 

’体’を整え、’体’を作ることでした。

 

他には特に望まない(たぶん)。

寝るところ、休むところがあれば、それでいい。

自炊が当たり前だったばあちゃんの時代は、

お客様が米や味噌や野菜を自分で持ってきていました。

だから、食事だって、ご飯を炊いてくれればそれでいい。

 

ばあばの代になると、

自炊と賄い付き(食事を宿で用意すること)が

半々くらいになっていたようですが、

だんだん賄い付きが当たり前の時代になってきました。

 

賄い付きになると、

食には’美味しさ’を求めます。

けっして豪華ではないけれど、

すべて手作りのばあばの料理は、

きっと湯治生活の大きな楽しみだったことでしょう。

 

’食’は充実していたと想像するのですが、

’衣’、’住’、に関しては、

とても充実とは程遠時代に、

あるじと私は栃尾又に戻ってきました。

 

それから、19年後の2004年、

改築していま現在のようになりました。

最も大きなマイナス要因だった建物が、

プラスに変わった時でした。

それと同時に、

布団、しつらえ、料理、素材、備品、接客、

ありとあらゆること、

気になっていたことはすべて見直しました。

 

とにかく’居心地のいい宿’に

ここにいるだけで休める、

そんな宿に、

したかったのです。

 

湯治宿ですから、

温泉がすべてです。

でも、

温泉は自然のモノ。

 

もし、万が一、温泉ではなかったとしても、

 

’宝巌堂に行こう!’って、

お客様に言ってもらえるようになりたいね、って、

それくらい、居心地の良い空間にしたいね、と。

 

’湯治’は文字通り、

’湯で治す’ということ。

 

湯で治すのは、

昔のように、

体だけではありません。

 

心の疲れも湯で治します。

栃尾又の湯に浸かって、

栃尾又の空気を感じて、

栃尾又でいっとき、生活すること。

自分の五感を愉しめるようになること。

 

これが、’湯治’。

 

質のいい湯治生活のために必要なものをご用意すること、

それが宝巌堂の滞在です。

 

このたび、

昨日発売の自遊人8月号の、

’これからの湯治宿’の特集に載せていただきました。

 

私自身は野菜が大好きですが、

菜食主義ではありません。

油身は苦手ですが、肉も食べます。お寿司は大好きです。

パンも食べるし、ポテトチップスは唯一好きなスナック菓子。

駄菓子屋の駄菓子には目がありません。

ビールがなくては食事は始まりません。

調味料も吟味していますが、普通にどこでも買えるものです。

 

食に関しては、さまざまなやり方、アプローチの仕方があり、

これが絶対一番いい、とは言えない昨今です。

私も野菜好きとして、実はかなりあれこれ目移りしました。

それこそ自遊人の今月号を見れば、他の宿はすごいすごい。

とても太刀打ちできません。

 

いったいどんな料理を出せばいいのだろう。

 

でも、あるじに言われました。

 

興味のないことはできない。

無理はできない。

いつもの生活のちょっと延長上の宿なんだから、

そのようにすればいい。

 

 

肉は少し、魚も少し、

そして、うおぬまの野菜は盛りだくさん。

豪華な食材でなくて、

いつものうおぬまの食卓。

 

これが宝巌堂スタイル。

そして私が何より野菜を料理することが楽しい。

野菜が美味しいねって言う声を頂くのが嬉しい。

 

今までも、

これからも、

魚沼の美味しいものを、

たくさんお客様に味わっていただけるように、

できることは、

畑に行ってみることかな!

 

改めて、

’心がほどける 五感を愉しむ’

の意味を考えた機会となりました。

 

( トマトのトマト和え)

(晩春と初夏の野菜天ぷら)

 

夏野菜の季節がそろそろ始まりですよー!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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