2003年6月19日新潟日報’おかみさん、出番ですよ!’

今日、

ある常連さんがお帰りの時に見せてくれたのは、

折りたたんだ新聞の切れ端でした。

もうくしゃくしゃになっていた。

いつもお財布に入っていたのだそう。

DSC03693

 

それはなんとも懐かしいもの。

地元紙新潟日報に掲載された、

’ 越佐の湯 おかみさん出番ですよ?’の記事でした。

やだ、年令までばっちり載っています。

そういえば、

これを読んだ新潟在住の高校の同級生から

あの時、電話が来たんだった!

 

’ねぇ、あたしたちって42才だったっけ?

43才じゃなかった?サバよんでるじゃんーー!!!’

ってね。

 

日付を見れば、

2003年6月19日。

DSC03694

ちょうど13年前の今頃です。

まだ、宝巌堂の改築前のこと。

建て直す、ということで、栃尾又に戻ってきたはずなのに、

それから十数年も経ち、もうその話も立ち消えになろうか、という、

そんな時に、

日報さんから取材を頂戴したんだった。

 

その翌年、2004年4月。

宝巌堂は、

無事、改築することができました。

 

 

久々にこの記事を目の当たりにして、

しみじみ感動したのは、他ならない私でした。

 

’理想追い常連100組に’

 

そんな見出しを付けてくれた記者さん。

改めて読んでみたら、私、

こんなことを言っていた。

 

’久しぶりに田舎に帰ってきたようなくつろげる宿にしたい。

過剰なもてなしでなく、

お客様の望みに黙って答えることができたら、と’。

 

そして、記者さん、

’年に100組近く訪れてくれる常連の存在が

その理想に近づいていることを裏付ける。’

 

いや、なんとも、ありがたい文章です。

 

あの頃も、今も、基本的には、

思っていることはぜんぜん変わってなかったんだな。

 

でも、おかげさまで、

常連さんの数は、きっとあの頃よりもずっと多くなっているはず、

だと思う。

気が付けば、

あれ?今日のお泊りは、みんな常連さんだね、

って、スタッフと驚くことも多くなりました。

 

描いていたことが、

今、少しずつ絵空事ではなくなっている。

 

これを見せてくださった常連さんの、

新潟在住の叔母さんが、

この記事をずーっと取っておいてくれたらしいのです。

その方はもう亡くなってしまったのだけれど、

’おかみさんが載ってるよ’って、

渡してくれたんだそうで、

色々と整理したら、出てきたのだと。

 

こんな温かいリレーが本当にありがたくjて、

昨日は何度もこの記事を読みました。

 

今一度、

初心に戻って、

なんだかとてもすがすがしい気分になりました。

 

また頑張ろう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメントを残す