布袋さまが福を呼ぶ

長岡にあった、知る人ぞ知るギャラリーmu-an(むあん)

昨年末、

惜しまれながら閉廊しました。

ギャラリーを主宰する立見迪子さんと初めて会ったのは、

2016年の初冬のこと。

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友人からギャラリーのことを教えてもらい、たまたま

知り合い友人が作品を展示すると聞いて、

初めて行ってみました。

 

ギャラリーに足を運ぶというのは

あまりアートに縁のない私にとっては

ちょっと敷居が高く感じていました。

ところが、

自己紹介をする前から、

迎えてくださったのは

満面の笑みが輝いていて、でも、

そのまなざしはとても力強く魅力的なご婦人。

出会った瞬間からきっと誰もが虜になってしまうはず。

オーナーの立見迪子さんその方でした。

 

それから1年。

フェイスブックでやり取りはしていたけれど、

ギャラリーに出向く機会はそうありませんでした。

閉廊のお知らせを知ったのもFBでのこと。

そしてなんとその理由にまたびっくり。

 

’70才を迎えこれからの林住期を

ライフワークである児童文学の学びや制作に軸を置きたいとの思いから、

10年の節目を機に閉廊し、

山梨県清里に移住し新たな歩みを始めることにいたしました’

 

と、書いてありました。

 

え!やめちゃうの?

に、まずは、超驚き、

迪子さんの’御年’に驚き、

逆算して、ギャラリーを始めた年令にも驚き(60才)、

そして、新たな第一歩を新たな土地にて踏み出す、

という決心に

ぶったまげました。

 

そして、閉廊間近のある日、

メッセージがありました。

 

’我が家に、群馬の親戚が戦後すぐに持ってきてくれた

大きな一刀彫の布袋さまがあります。

どなたにご縁があるかしら?と思っています。

智子さん、一度見に来てください’

 

宝が宿名に入っている宝巌堂を思い出してくださって

本当に嬉しかった。

早速あるじと見に行きました。

 

でーーーーっかいでっかい布袋さま!

さすが一刀彫。でもこれだけのものを一刀彫とは。

 

何ていいお顔なんでしょう。

ニコニコしていらっしゃいます。

置く場所をあれやこれやとあるじと悩みながら、

でも、心はすでに決まっていました。

ウチに来ていただこう。

 

年末、引っ越しの荷物が運び出されるとき、

あるじと、そして甥っ子の手伝いを借りて、

布袋さまは車乗りました。

でもその後のインフルエンザ騒動で実は

布袋さまは車の中でじっとしていてくれました。

 

新年になる直前、ようやく

宝巌堂にお迎えできました。

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2階に上がったすぐの角。

 

気が付いたお客様から、

頭、なでちゃったよ、と。

 

はい、縁起がいいですよ。

どうぞなでなでしてください。

 

どうぞよろしくお願いします。

 

迪子さん、ご縁を本当にありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

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