ローカルガストロノミーとはなんぞや?

先日、

雑誌自遊人さんの経営する宿、’里山十帖’さんに行ってきました。

残念ながら泊りではありません。

里山十帖さんでは、

食や食を通じて地域が元気になる、というテーマで

講演会やセミナー、トークイベントなどを

開催されているのですが、

今回は

2019年度「新潟県・庄内エリアディスティネーションキャンペーン

のテーマでもある、’日本海美食旅(ガストロノミー)’、

これにつながる、

’ローカルガストロノミー実践講座’というものでした。

しかも、ゲストはあのKIHACHIの熊谷喜八さんです!

画像に含まれている可能性があるもの:1人以上、座ってる(複数の人)、室内

 

 

’ローカル’の言葉に反応しましたが、

ガストロノミー。。。これがよくわからない。

最近はよく耳にするようになった言葉ですが、

今一自分の中に落とし込めていない。

’美食学’と訳されるのですが、

そもそも’美食’っていったい何?

 

実は、

この言葉に最初はなんだか相対する気持ちを抱いていた私です。

美食学、というくらいだから、

高級なものを食べること、つまりグルメじゃん!という認識だったからです。

そんなの、私には無理。だいたい、英語ってのが気に入らない、

しかも食べることなのに´学’がついてる、っていったいどんだけ??

なんて思っていたのですね。

いやー、天邪鬼気ないつもの私。

 

調べてみました。Wikipediaで。

ガストロノミーとは、

ガストロノミーgastronomiegastronomy)とは、文化料理の関係を考察することをいう。日本では美食術美食学とも訳される。美味しく料理を調理して食べることだけを指すものと、誤って理解されることもあるが、これらは分野の一部にすぎない。ガストロノミーとは、料理を中心として、様々な文化的要素で構成される。すなわち、美術社会科学、さらにはヒト消化器系の点から自然科学にも関連がある。

ガストロノミーを実践する人を、食通あるいはグルメなどと呼ぶが、彼らの主な活動は、料理にまつわる発見、飲食、研究、理解、執筆、その他の体験にたずさわることである。料理にまつわるものには、舞踊演劇絵画彫刻文芸建築音楽、言い換えれば、芸術がある。だがそれだけでなく、物理学数学化学生物学地質学農学、さらに人類学歴史学哲学心理学社会学も関わりがある。

 

いや、ますます難しくなってきた。

つまり、

美味しいものを食べるのだけが美食学なのではなくて、

その土地でなぜ、この料理なのか?なぜ、この調理方法なのか、この食材なのか、

その文化的背景や、風土、暮らしをも学ぶこと。

ってこと?

 

 

地産地消が叫ばれてもうずいぶん経ちます。

地産地消は、その土地で採れたものを

その土地で消費する、ということ。

そんなことは今までもこれからもずっとやっていきます。

だってそれが一番美味しいことを身をもって知っているから。

 

ではなぜ今、ガストロノミーなのでしょう。

 

それがこのたびのトークイベントで少しわかったような気がしました。

 

もしかすると、

ガストロノミーは、そこからさらに、一歩進んで、

素材、料理、の背景を掘り下げて、

地産地消に、さらなる付加価値をつけるものなんだろうか。

 

熊谷喜八さんは

キハチグループを年商100億まで育て上げた経営者です。

経営者としての話には深く響くものがありました。

 

 

これは八色シイタケを使っています。パイ包み焼き。

画像に含まれている可能性があるもの:1人以上、食べ物

 

こちらは、ブリのサラダ燻たくあん入りの香味ソースです。

盛り付けもおしゃれ。このソースは作ってみたい!

画像に含まれている可能性があるもの:1人以上、座ってる(複数の人)、食べ物

 

喜八さんの言葉、の一言一言

 

’地元のモノを地元のモノだけで食べるんじゃぁ、

面白くないでしょう’。

 

’現代の日本人の食生活は無国籍。

それならば、もっと食べてみたいという商品開発に

視点を変えないといけないだろう’

 

思っていたこととなんだか違っていた。

素材はもちろん、調味料なども、なんでもかんでも、

すべていいモノで統一しなくてはいけないって、

どこかで思い込んでいた。

だって、美食、なんだもの。。。

 

ばあばから教わった料理は

地元の昔ながらの料理。

それはすごく美味しい。

それを食べにお客様は足を運んでくださる。

そして、加えて、

私が作るのは、料理本で見た、

時にアボカドを使ったり、

乾燥したマンゴーを使ったりしたものや、

マヨネーズたっぷり、

オリーブオイル、ごま油も大好き。

時にレシピ本にあるようなクコの実とかも使ったことある。

 

これでいいのかな?って思うことも多々あるけど、

’美味しい!’って言ってくださるお客様の声に

素直に喜ぼう。

 

お取り寄せして食べるのではなく、

ここに来て食べる、あれが美味しい!

だから、行こう、新潟へ!宝巌堂へ!

それが、

ローカルガストロノミーなんだと信じる。

 

いいのかな、この解釈。

 

天秤座って、解釈できないと動けないそうだ。

まさに私。

 

2019年10月1日から12月31日まで、

新潟県・庄内エリアディスティネーションキャンペーンが始まります。

プレDC(ディスティネーションキャンペーンの略)は

2018年10月1日~12月31日。

アフターDCは

2020年10月1日から12月31日。

 

新潟、庄内エリア(山形県)に

沢山の人が足を運んでくださって、

ここでしか食べれない美味しいものを、

たくさん味わっていただけますように!

 

 

 

 

2 Comments

  1. 佐藤 千夏

    こんばんは(^^)/
    葡萄?ジュースで、お世話になっています。
    今日、【雪国WA!SHOKU会議】と言うプロジェクトに参加してきました?
    前々から、ローカルガストロノミーと言う言葉を度々耳にしていますが、自分の中で、なかなか理解出来ぬまま、カタカナも覚えられず(^^;
    今に至っています。
    自由人の岩佐氏の講演を聞いて、女将さんと同じように感じていましたので、コメントさせてもらいました?
    『雪国ならではの豊かな食文化を発信して観光地域づくりの推進や観光誘客を推進するプロジェクト』に今後も参加していきたいと思っています。
    また、お会いしてお話出来ると良いなぁと思っています(^^)

    1. 栃尾又温泉 宝巌堂

      コメントありがとうございます!
      いつもお世話になっています。
      今日は私も行きたかったんですが、残念でしたー。
      私もようやく少しだけわかったような気がするのです。
      今やってることをそのままぶれないように続けようと思います。
      これが宝巌堂の超ローカルガストロノミーです。
      こちらこそこれからもよろしくお願いします、ぜひお話ししたいです!
      ありがとうございます。

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