春はみんなのもの

宝巌堂の提灯が、冬にこんなんなってましたー!

てことで、今は取り外しています。

提灯の代わりになにかいいモノがないかなぁと

ちょっと物色中。

しばらく裸電球ですみません。

 

そして、

この提灯の下に毎年春一番が出ます。

雪が少し解けます。

少し草が見え始めます。

その草の下に柔らかい黄緑色の、そう、

フキノトウがちょっと顔を出すと、

春が来たなぁ~!って

心から感じます。

 

 

フキノトウを採って、てんぷらにしたい、

フキノトウ味噌にしたい!

いろいろと食の欲望がわきますが、

ちょっと待って、待って。

ここに出たこのフキノトウだけは、

今まで収穫したことがありません。

 

春を待ちわびた雪国の幸せを感じる、

これは栃尾又にこの季節に来てくださるお客様も

きっと同じ思いでしょう。

 

 

だから、看板を出します。

 

これだけは採らない。

鑑賞するだけ。

’愛でてください’の意味を込めて

’目愛でてください’と。

DSC_0770

でも、このたびのあるじの入院中、

休館日だったとき、

戻ってきたら、

 

あれ?黒板の文字が消えている。

そして、

フキノトウも、3つとも、

綺麗に姿を消していました。

 

なによりもショックだったのは、

黒板の文字が、

布などを使わないと消せないくらいに、

きれいさっぱり消えていたことです。

 

’悪いこと’って

きっと思ったからこそ、

消したんですよね。

 

春が遅い栃尾又にも、これからは

少しずつ雪が解けて

あちこちで春だよりが見えたり、

聞こえたりします。

 

’目愛でる(めでる)贅沢’も

ぜひ楽しんでほしいなぁ。

 

 

 

 

 

 

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